総会
第84 回 日本消化器内視鏡学会総会のご案内
会長:
- 高橋 信一(杏林大学 医学部・第3内科学教室)
会期:
- 平成24 年10月10日(水)~13日(土)
会場:
- 神戸国際展示場・ポートピアホテル・神戸国際会議場
このたびは,伝統ある日本消化器内視鏡学会第84 回学術集会を担当させて頂くこととなり,大変光栄に存じ上げるとともに大きな責任を感じております.会員の皆様にとって意義ある総会にすべく知恵を絞っておりますが,今後とも絶大なるご指導をよろしくお願い申し上げます.
総会はJDDW2012 の6 構成学会の一つとして,2012 年10 月10 日(水)より13 日(土)までの4 日間,神戸市にて開催されます.JDDW の神戸市開催は久しぶりですが,新しく神戸国際展示場3 号館がポスター会場として加わり,また13 の口演会場が有機的に配置され,参加登録の工夫など,毎年増加する参加者に充分な対応が計画され,従来とは少し違った雰囲気を感じとられることでしょう.さらに今回は,JDDW20周年という記念すべき年でもあり,多くの記念行事が予定されております.
上西紀夫理事長ならびにプログラム委員の先生がたのご指導により,興味深いプログラムが確定いたしました.特にJDDW の特徴を生かし,普段はなかなか一緒にディスカッションできない他分野の学会との合同セッションに力を入れました.同じ問題点に対する違った視点からのディスカッションを通じて,皆様が何かしら新しいアイデアを持って帰っていただければ幸いです.
学会のテーマのひとつは,「患者にやさしい内視鏡」です.消化器内視鏡に携わる者は,須らく高い技術と深い知識が必要条件ですが,充分ではありません.被験者に対する深い愛情が必要です.内視鏡医の心構えに関する主題,「患者にやさしい内視鏡の工夫」を3 題と「高齢者に対するPEG の適応と安全性について」を企画しました.また,学会は大病院の医師だけのものではありません.普段はなかなかカンファランスに参加できない一般医や若手医師に対し,各消化器疾患の治療方針決定までの模擬カンファランスを3 題企画しました.臨場感あふれるカンファランスとなる事と期待しております.
今,世界に冠たる日本の内視鏡学ですが,その進歩を留めることはできません.海外の研究者は,すぐに追いついてきます.Image-Enhanced Endoscopy やESD,ダブルバルーン内視鏡など日本のお家芸の現状と問題点を整理し,将来につなげるような主題も数多く用意いたしました.どうか積極的に討論にご参加ください.
さらに海外からDr. Chao,Dr. Kobayashi,Dr. Cave を招聘し,海外の内視鏡事情について講演して頂きます.また,学会3 日目午前中には特別講演を田尻久雄教授,北野正剛教授,工藤進英教授に続けてお願いしております. 1 会場で3 件のレクチャーを拝聴できる贅沢な企画です.
このように多くの方々のご指導により興味深いプログラムとなりました.10 月の神戸でお会いしましょう.
第84 回 日本消化器内視鏡学会総会プログラム
【会長講演】(内視鏡)
- 高齢化社会に臨む消化器内視鏡医の挑戦(消化器内視鏡学会)
- 高橋 信一(杏林大・3 内科)
司会:跡見 裕(日本消化器関連学会機構・理事長)
- 高橋 信一(杏林大・3 内科)
【特別講演】(内視鏡)
- 内視鏡医学・医療の将来展望(消化器内視鏡学会)
- 田尻 久雄(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
司会:丹羽 寛文(日本消化器内視鏡学会・名誉理事長,最高顧問)
- 田尻 久雄(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
- NOTES:新たな工夫と臨床応用をめざして(消化器内視鏡学会)
- 北野 正剛(大分大)
司会:北島 政樹(国際医療福祉大)
- 北野 正剛(大分大)
- 大腸癌の拡大診断―NBI からendocytoまで―(消化器内視鏡学会)
- 工藤 進英(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
司会:松本 譽之(兵庫医大・内科(下部消化管科))
- 工藤 進英(昭和大横浜市北部病院・消化器センター)
【招待講演】(内視鏡)
- Cutting-edge of the current molecular imaging technology;Focusing on endoscopic applications(消化器内視鏡学会)
- H. Kobayashi( Molecular Imaging Program, NCI/NIH)
司会:田尻 久雄(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
- H. Kobayashi( Molecular Imaging Program, NCI/NIH)
- Continuing challenges with the diagnosis and management of obscure GI bleeding(消化器内視鏡学会)
- D. R. Cave( University of Massachusetts Memorial Medical Center)
司会:高橋 信一(杏林大・3 内科)
- D. R. Cave( University of Massachusetts Memorial Medical Center)
- タイトル未定(消化器内視鏡学会)
- W. S. C. Chao( President, Asian-Pacific Society for Digestive Endoscopy)
司会:熊谷 一秀(昭和大豊洲病院・外科)
- W. S. C. Chao( President, Asian-Pacific Society for Digestive Endoscopy)
【教育講演】「消化器疾患治療の最新のトピックス」
- 教育講演1:胃:機能性ディスペプシア(FD)(JDDW)
- 三輪 洋人(兵庫医大・内科(上部消化管科)
司会:平石 秀幸(獨協医大・消化器内科)
- 三輪 洋人(兵庫医大・内科(上部消化管科)
- 教育講演2 :大腸:炎症性腸疾患―最近の進歩―(JDDW)
- 渡辺 守(東京医歯大・消化器内科)
司会:三浦総一郎(防衛医大)
- 渡辺 守(東京医歯大・消化器内科)
- 教育講演3 :がん薬物療法:分子標的治療薬(JDDW)
- 大津 敦(国立がん研究センター東病院・臨床開発センター)
司会:滝川 一(帝京大・内科)
- 大津 敦(国立がん研究センター東病院・臨床開発センター)
- 教育講演4 :食道:遺伝子解析と臨床応用(JDDW)
- 三森 功士(九州大病院別府病院・外科学)
司会:上西 紀夫(公立昭和病院)
- 三森 功士(九州大病院別府病院・外科学)
- 教育講演5 :胆膵:内視鏡的治療(JDDW)
- 藤田 直孝( 仙台市医療センター仙台オープン病院・消化器内科)
司会:白鳥 敬子(東京女子医大・消化器内科)
- 藤田 直孝( 仙台市医療センター仙台オープン病院・消化器内科)
- 教育講演6 :肝臓:肝炎(JDDW)
- 竹原 徹郎(大阪大大学院・消化器内科学)
司会:横須賀 收(千葉大大学院・腫瘍内科学)
- 竹原 徹郎(大阪大大学院・消化器内科学)
【20回記念講演】
- 20回記念講演1.iPS細胞研究の進展(JDDW)
- 山中伸弥(京都大iPS細胞研究所)
司会:未 定(未定)
- 山中伸弥(京都大iPS細胞研究所)
- 20回記念講演2.未定(JDDW)
- 未 定(未定)
司会:未 定(未定)
- 未 定(未定)
【20th Anniversary Symposium 「Toward global alliance of JDDW」】
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- Chairperson:K. Sugano(President, The Japanese Society of Gastroenterology)
M. Kaminishi(President, Japan Gastroenterological Endoscopy Society)
- Chairperson:K. Sugano(President, The Japanese Society of Gastroenterology)
- 1.The history of JDDW and the prospects for the future(JDDW)
- M. Imawari(Division of Gastroenterology, Department of Medicine, Showa University School of Medicine)
- 2.The history of DDW in the world and in Japan(JDDW)
- C. R. Boland(President, American Gastroenterological Association)
- 3.The history of DDW in the world and in Japan(JDDW)
- K. M. Fock(President, Asian Pacific Digestive Week)
- 4.Past and present of societies, education and training of endoscopists, expectations for the societies in Japan(JDDW)
- W. S. C. Chao(President, Asian-Pacific Society for Digestive Endoscopy)
- 5.Past and present of societies, education and training of endoscopists, expectations for the societies in Japan(JDDW)
- G. G. Ginsberg(President, American Society for Gastrointestinal Endoscopy)
- 6.Past and present of societies, education and training of endoscopists, expectations for the societies in Japan(JDDW)
- H. Neuhaus(President, European Society of Gastrointestinal Endoscopy)
- 7.The history of DDW in the world and in Japan(JDDW)
- C. OʼMorain(President, United European Gastroenterology Federation)
- 8.The history and future prospects of WGO(JDDW)
- H. Cohen(President, The World Gastroenterology Organisation)
【日本消化器病学女性医師・研究者の会】
- 女性医師の未来に向けて―現状と戦略(JDDW)
岡 博子(大阪市立十三市民病院・消化器内科)- 「日本消化器病学女性医師・研究者の会」は2001年に会員の親睦と社会への貢献を目的として有志により設立され,2010年からはJDDW の正式な支援を受けている.2000年に制定された男女共同参画会議令では2020年までに社会の指導的地位に女性の占める割合を30%にすることが目標とされたが,消化器病学会において,現時点での会員の女性の比率は3757/32069(12%),学会評議員は20/1066(1.8%),理事は1/20( 5 %)と目標をはるかに下回っている.今回の集会では,女性医師・研究者の地位と職場環境の改善に向けて積極的戦略を展開していくために,テーマを「女性医師の未来に向けて―現状と戦略」とした.消化器病の各分野で活躍中の魅力的な若手・中堅クラスの女性医師に未来に向かっての夢と希望,現状と問題点を語っていただき,指導的立場の方々とともに討論を深め,絆を強めて,夢に向かってパワーアップを図りたい.
【消化器内視鏡学会 特別企画】
- 内特企1.胃癌模擬カンファランス―診断と治療方針決定から術後評価まで―《アンサーパッド》
(消化器内視鏡学会)指定-
司会:比企 直樹(がん研有明病院・消化器外科)
後藤田卓志(東京医大・消化器内科) - 胃癌症例に対しては,治療担当者が治療ガイドラインを参照することで癌の進行度に応じた標準的な治療法が施行されるようになった.しかし,技術革新によって治療法は日々進歩している.つまり,患者のみならず医療関係者にとっても治療法の多様化は治療法選択にあたって臨床現場を悩ませる場合がある.早期胃癌に限っても,同一施設における医師個人によって治療法の適応が異なる場合も出てきている.外科手術なのか内視鏡切除なのか?外科手術なら郭清範囲は?腹腔鏡下なのか開腹なのか?内視鏡切除はEMR でいいのか? ESD を選択するべきか?そこで本企画では,術前診断から治療方針の選択,さらには病理結果を加味した術後の対応までの過程を模擬カンファランスとして相方向で議論したい.内科,外科,放射線科,病理に関わらず会場を一つの医局と考えて積極的に参加いただき,診断技術から治療方針の決定までの考え方を共有したい.
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司会:比企 直樹(がん研有明病院・消化器外科)
- 内特企2 .下部消化管疾患の治療方針決定までの模擬カンファランス《アンサーパッド》
(消化器内視鏡学会)指定-
司会:井上 雄志(東京女子医大・消化器病センター)
斎藤 豊(国立がん研究センター中央病院・消化管内視鏡科) - 今回の特別企画は「下部消化管疾患の治療方針決定までの模擬カンファランス」をアンサーパッド形式で行う初の試みである.日常臨床で深達度診断や治療方針に迷う症例,内視鏡治療(EMR/ESD)を施行したものの,治療後の経過観察をどうしたら良いのか迷う症例,また病理学的深達度に関して病理間において意見の分かれる症例,等々.今回は腫瘍性病変に焦点を絞り,内視鏡診断から治療方針の決定までを,内視鏡医・外科医・化学療法医・病理医のディスカッサーの間で活発に討論していただきたい.討論形式は,日常の症例カンファレンスの雰囲気を,会場でリアルに再現させたいと考えている.そのため,アンサーパッドを使用し,会場とディスカッサーとの間で双方向の通信を行うことで,会場の先生方にも積極的に討論に参加することを期待する.尚,ディスカッサーと症例呈示は指定とする.皆様の積極的な参加を期待する.
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司会:井上 雄志(東京女子医大・消化器病センター)
- 内特企3 .胆・膵疾患の治療方針決定までの模擬カンファランス《アンサーパッド》
(消化器内視鏡学会)指定-
司会:上坂 克彦(静岡がんセンター・肝胆膵外科)
糸井 隆夫(東京医大・消化器内科) - 近年のUS,CT,MRI をはじめとする画像診断の進歩は目覚ましく,胆膵疾患においても典型例ではこれら低侵襲の画像診断のみで確定診断が得られるようになってきている.しかしながら胆膵疾患には炎症性病変から腫瘍性病変まで鑑別すべき疾患が多数あり,それらの典型的な所見を覚えることでさえも容易ではなく,実際の日常臨床では鑑別診断に苦慮することもしばしば経験する.そこで本カンファレンスでは“この所見から何を考えていくか”,そしてその診断に基づいて“どのように治療戦略をたてていくか”について,実際の症例を用いてアンサーパット形式でそれらの重要ポイントを会場の皆さんと共に勉強していきたい.本セッションが明日からの臨床に役立つことを期待する.
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司会:上坂 克彦(静岡がんセンター・肝胆膵外科)
【シンポジウム】
- S4 .胃がん検診の理想的な住み分け:新しい検診方式を目指して
(消化器がん検診学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募-
司会:一瀬 雅夫(和歌山県立医大・2 内科)
渋谷 大助(宮城県対がん協会がん検診センター) - 最近の胃がん検診の動向として,受診対象者に占める高齢者層の増加と若年者ではピロリ菌感染率の顕著な低下が指摘されている所である.一般に高齢者では健康度に個人差が大きく,重複がんの発生,生活習慣病などの合併頻度が高いなどの特徴がある.また,検査に伴う偶発症発生も無視出来ないなどの問題もある.一方,若年者では胃癌low-risk であるピロリ菌未感染者の割合が大半を占めて居り,このような対象者に対して一律にX線検査を行うことは,放射線被曝の観点からも問題となろう.また,将来一時的に予想されるX線読影医不足に対しても対応が必要であろう.以上の問題を解決し,効率的な検診システムを確立するためには,個別検診・総合健診(検診)の導入,内視鏡検診,検体検査によるリスク別検診の導入などが考えられるが,有効性の評価,精度管理法の確立など課題も多い.本シンポジウムではそれらの課題にも触れ,今後の検診対象者の動向を踏まえた上で,胃がん検診の理想的な方式について議論したい.
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司会:一瀬 雅夫(和歌山県立医大・2 内科)
- S5 .胃癌発生と腸上皮化生
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器外科学会・消化器がん検診学会合同)公募・一部指定-
司会:上村 直実(国立国際医療研究センター国府台病院)
八尾 隆史(順天堂大・人体病理病態学) - 胃癌発生と腸上皮化生との関連は古くから議論されてきた.近年H. pylori 感染による慢性胃炎から腸上皮化生を伴う萎縮性胃炎へ進展し胃癌が発生するという経路が想定され,直接癌化に寄与する前癌状態とする考えがある.一方で,腸上皮化生を伴わない粘膜からも癌は発生することがあり,腸上皮化生は癌に付随する傍癌状態とする考えもある.しかしながら,現在,胃癌発生における腸上皮化生の真の意義は解明されていない.胃癌発生における腸上皮化生の意義を解明するには,①腸上皮化生の存在は胃癌発症予測因子となりうるのか?②腸上皮化生は癌化と関連した遺伝子異常が生じているのか?③腸上皮化生はH. pylori 除菌により消失するのか?④萎縮性胃炎と腸上皮化生はパラレルか?⑤背景粘膜に腸上皮化生を全く伴わない胃癌の特徴は?などの疑問を解明する必要がある.本セッションで,胃炎・腸上皮化生の胃癌発生における意義を明らかにし,胃癌の予防法や効率的早期発見法,内視鏡治療後のフォローアップ指針や発癌研究の新展開への一助となることを期待する.
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司会:上村 直実(国立国際医療研究センター国府台病院)
- S6 .画像強調内視鏡の現状と今後の展開―咽頭から十二指腸まで
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:屋嘉比康治(埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科)
貝瀬 満(虎の門病院・消化器内科) - 近年,NBI,FICE,AFI,拡大内視鏡および顕微拡大内視鏡(Endocytoscopy など)などの画像強調内視鏡Image-Enhanced Endoscopy(IEE)が臨床応用され,内視鏡診断の向上が図られている.内視鏡診断には存在診断・質的診断・量的診断といった異なるステップがあり,また咽頭・食道・胃・十二指腸の各臓器によって内視鏡診断の特性も大きく異なる.本シンポジウムは当該臓器を対象としたIEE の内視鏡診断各段階における有用性とその限界を示す科学的なエビデンス,これまでのIEE の限界を乗り越えるための新しい試みや展望について広く演題を募集したい.応募に当たって,研究対象(臓器)とIEE の方法,研究デザイン,エンドポイントなどを明示し,研究結果のエビデンスレベルや新規性が容易に判断できるよう配慮していただきたい.
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司会:屋嘉比康治(埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科)
- S9 .消化器がん検診における新しい診断法の展開
(消化器がん検診学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会・肝臓学会合同)公募・一部指定-
司会:渡邊 能行(京都府立医大大学院・地域保健医療疫学)
小川 眞広(駿河台日本大病院・内科) - がん検診の目的は,受診者において対象とするがんの死亡率を減少させることを目標としていることはいうまでもない.今日の医療技術の発展を反映し,がんに対する診断方法も様々な分野において日進月歩の進化を遂げているが,これらの新しい診断方法がすべて集団を対象にした検診に適応しているわけではない.本シンポジウムでは,将来の検診も視野に入れた“検診における新しい診断法の展開”として,これからの検診形態や検診方法についての可能性についての論議を期待したい.各種検査法の有効性については,感度・特異度のみならず,費用効果分析,検査に伴う利益・不利益,検査効率など多方面からの解析による多数の応募を期待する.
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司会:渡邊 能行(京都府立医大大学院・地域保健医療疫学)
- S14.機能性消化管障害の病態と治療
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化吸収学会合同)公募・一部指定-
司会:福土 審(東北大大学院・行動医学)
千葉 俊美(岩手医大・消化器・肝臓内科) - 機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群を代表疾患とする機能性消化管障害は,国際委員会が定義したRome Ⅲ基準で診断するのが標準化されている.このため,同一基準による疫学調査が世界各国で可能となり,消化器内科受診患者のおよそ30% を占める結果も得られ,社会的な関心が高まっている.その病態にはゲノム,脳腸ペプチド,消化管運動異常,内臓知覚過敏,消化管免疫,腸内細菌,心理社会的因子などが関与する.治療は酸分泌抑制薬,消化管運動調節薬,漢方薬,認知行動療法などの有効性が報告されている.但し,病態解明の程度に比較すると,治療の奏効率は未だ不十分である.しかし,機能性消化管障害の新たな治療薬が次々に登場しつつあり,また,脳腸の神経機能を変容させる治療法も開発されてきている.本シンポジウムでは,基礎および臨床の新たな局面を切り開く研究を公募する.特に,機能性消化管障害の発症機序・病態生理,既存治療の科学的分析,ならびに,新規治療の開発に焦点をあてる.
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司会:福土 審(東北大大学院・行動医学)
- S16.胆膵疾患に対するtherapeutic EUS の現状(EUS-FNA を除く)
(消化器内視鏡学会・消化器病学会合同)公募・一部指定-
司会:山雄 健次(愛知県がんセンター中央病院・消化器内科)
入澤 篤志(福島県立医大・会津医療センター準備室(消化器内科)) - 1992 年にVilmann らが初めてEUS-FNA の臨床報告を行ってから20 年が経過した.この間に,EUS-FNA の技術は治療の分野にまで幅広く応用され,現在ではInterventional EUS として包括的に理解されている.病巣に対して確実そして低侵襲的にアプローチできる本法は,従来にない革新的な治療法の創造や開発にも大きく貢献しており,現時点でも様々な新しい治療の試みがなされている.現在施行されている胆膵疾患に対するTherapeutic EUS としては,膵仮性囊胞ドレナージ,胆道・膵管ドレナージ,腹腔神経叢破壊術/ブロック,膵癌局注療法などが報告されているが,その適応や標準的手技,治療効果に関しては十分なコンセンサスが得られていない部分もあり,本法の発展のためにも今後のエビデンスの蓄積が求められている.本セッションでは,「胆膵疾患に対する各Therapeutic EUS の適応・手技・成績」について発表頂き,討論では「現時点での位置づけと標準的手技」を導きだしたいと考えている.また,現状を踏まえながらも夢のあるシンポジウムにしたいと考えているため,未来への礎となる様な新しい治療法の試みや動物実験による成果等に関する発表など幅広く募集したい.多くの演題応募を期待する.
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司会:山雄 健次(愛知県がんセンター中央病院・消化器内科)
- S17.Role of oncologists and endoscopists in the management of biliary tract and pancreatic disease《Abstract and slide:English, Presentation:Japanese》
(消化器内視鏡学会・消化器病学会合同)公募-
Chairperson:N. Fujita(Department of Gastroenterology, Sendai City Medical Center)
J. Furuse(Department of Medical Oncology, Kyorin University) - 胆道・膵疾患は悪性腫瘍や炎症性疾患など診断から治療まで多岐に渡り,また難治性の病態が多い.特に悪性腫瘍の診断は内視鏡的アプローチにより大きく進歩した.一方,膵・胆道がん治療において,薬物療法の導入により,術後補助療法や切除不能例に対する治療など治療成績は大きく向上してきた.この領域では,内視鏡的アプローチ,薬物療法ともに欠かすことのできない手段であり,また外科手術や放射線治療を含めたmultidisciplinary approach がますます重要となってきている.これに伴い内視鏡医(endoscopist)と腫瘍内科医(oncologist)の接点は拡がりつつあり,診断から治療,さらに治療中の合併症の対応まで迅速な連携や役割分担が求められる時代となっている.今回のシンポジウムでは,特に各施設におけるendoscopist とoncologist のそれぞれの役割や協力体制を提示いただき,次につながる連携について将来展望を含めて議論を行ってみたい.多数の応募を期待する.なお,今回の抄録及びスライドは英語で作成いただき,発表は日本語とする.
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Chairperson:N. Fujita(Department of Gastroenterology, Sendai City Medical Center)
- S18.食道表在癌,早期胃癌に対するESD の長期予後
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:小山 恒男(佐久総合病院・胃腸科)
小田 一郎(国立がん研究センター中央病院・消化管内視鏡科) - 食道・胃ESD は,手技的にはほぼ確立し,標準治療の一つとして実臨床に根付いてきているが,その長期成績の解析は十分とは言えない.本シンポジウムでは,ESD 施行から食道では3 年,胃では5 年以上経過した時点での長期成績に関する成績より,その有効性や問題点を討議したい.応募に際しては,食道,胃のいずれかにしぼり,食道癌では深達度EP-LPM を適応,MM-SM1を相対適応,SM2 以深を適応外,胃癌では胃癌治療ガイドライン2010 年改訂第3 版に従い絶対適応,適応拡大,これ以外の適応外に分け,局所遺残再発,リンパ節転移,遠隔再発,異時性多発癌,異時性他臓器癌,生存率等の長期成績について呈示頂きたい.信頼性の高い検討には少なくとも90%以上の追跡率が望まれる.追跡率,経過観察期間を明記した,質の高い報告を期待する.
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司会:小山 恒男(佐久総合病院・胃腸科)
【パネルディスカッション】
- PD2 .超音波検査発見胆膵病変の精密検査のストラテジー
(消化器がん検診学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募-
司会:水間 美宏(神戸アドベンチスト病院・消化器内科)
廣岡 芳樹(名古屋大・光学医療診療部) - 消化器検診や診療における胆膵疾患の発見契機は超音波検査に負うところが多い.しかしながら,発見された疾患が受診者や患者にとって満足できる段階で最終診断されているかどうかに関しては疑問が残るところである.胆膵疾患には良性疾患と悪性疾患が含まれ,それらの鑑別診断および精密診断,そしてその後の治療方針決定を速やかに行うことが消化器検診や診療を実施する上で重要である.超音波所見としてどのような所見をより重要視するかということも多くの受診者や患者を対象とする場合には必要なことである.精密検査としては,より高精度の体外式超音波検査,CT,MRI またはEUS あるいはERCP などの各種内視鏡検査およびその関連手技など非常に多岐に及ぶものをいかに効率的に実施するかがとなる.また,分子生物学的手法など画像診断以外の方法も含まれてしかるべきである.検診実施施設において精密検査まで行う場合や,高次医療機関として検診施設からの紹介を受ける場合,診療機関として患者を診療する場合など様々な立場からの多くのご応募を期待する.
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司会:水間 美宏(神戸アドベンチスト病院・消化器内科)
- PD4 .膵癌早期発見に向けた取組み
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:白鳥 敬子(東京女子医大・消化器内科)
花田 敬士(尾道総合病院・内視鏡センター) - 膵癌は依然として予後不良の癌として位置づけられ,早期診断が困難とされているが,Stage Ⅰの5 年生存率は約55%と報告されている.また,腫瘍径が1cm 以下で発見された症例の約75%はStage Ⅰに該当することから,現在は1cm レベルで診断することが早期診断の目標となりつつある.近年,画像診断に関しては,従来から膵癌診断アルゴリズムにおいて中心的な役割を果たしてきた腹部US,造影CT に加えて,EUS,MRCP,またERCP を応用した膵液細胞診の有用性も報告されている.一方,早期診断には,一般市民に対する危険因子の啓蒙,がん検診等の精度向上,地域の病診連携を軸とした医師会の活動等も必要不可欠である.本セッションでは,膵癌早期診断を目標とした内視鏡および画像診断,検診,地域医療圏での体制整備の実践など,様々な面からの取り組みを御発表いただき討論したいと考えている.
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司会:白鳥 敬子(東京女子医大・消化器内科)
- PD6 .消化吸収の側面からみた炎症性腸疾患の病態と栄養療法
(消化吸収学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器外科学会合同)公募・一部指定-
司会:畠山 勝義(新潟大大学院・消化器・一般外科学)
藤山 佳秀(滋賀医大・消化器内科) - 炎症性腸疾患は,輻輳した遺伝的要因を背景として常在腸内細菌叢をはじめとした腸管腔内の環境要因に対する免疫応答の異常・変調により,腸管の慢性炎症を惹起するとともに腸粘膜の恒常性の破綻をきたす.このことは,腸管本来の重要な機能である生体維持に不可欠な栄養素等の消化吸収障害,ひいては小腸不全intestinal failure を招来することになる.本症の治療は抗TNFα抗体が導入されたことにより大きく変貌を遂げつつあり,さらに今後,新たな生物製剤あるいは分子標的製剤の登場が期待されている.本セッションでは,本症における消化吸収障害あるいは栄養障害の病態を,粘膜炎症や粘膜障害など様々な観点から議論することにより,栄養療法の視点を加味しての粘膜治癒を目指した本症の新たな治療体系の構築を提唱したい.
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司会:畠山 勝義(新潟大大学院・消化器・一般外科学)
- PD9 .原因不明消化管出血の診断と治療―顕在性(Overt) vs 潜在性(Occult)
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:荒川 哲男(大阪市立大大学院・消化器内科学)
中村 哲也(獨協医大・医療情報センター) - 原因不明消化管出血(OGIB:obscure gastrointestinal bleeding)の日本における定義は,「上部および下部消化管内視鏡検査を行っても原因不明の消化管出血」である.それは顕在性(Overt)と潜在性(Occult)に大別され,Overt にはongoing とprevious が含まれる.近年,カプセル内視鏡(CE:capsule endoscopy)とバルーン内視鏡(BAE:balloon assisted endoscopy)がひろく普及してきたことにより,OGIB の病態が徐々に解明されてきた.しかし,これまではOvertとOccult が区別されずに検討されることが多く,CE とBAE の使用法についても施設間で大きな差があった.そこで今回は,OGIB の診断と治療についてOvert とOccult とを厳密に区別した上で検討し,血管性,腫瘍性などの病態別にCE とBAE の有用性について討議したい.
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司会:荒川 哲男(大阪市立大大学院・消化器内科学)
- PD10.消化管GIST 治療の進歩と長期予後
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器外科学会合同)公募・一部指定-
司会:篠村 恭久(札幌医大・1内科)
西田 俊朗(大阪警察病院・外科) - 分子標的治療薬イマチニブとスニチニブの導入で,進行GIST の予後は画期的に改善された.しかし,現在の薬物療法だけではやがて薬物耐性が生じ,予後改善には限界がある.一方で,高リスクGIST は,手術単独では,完全切除(R0)後でも50%以上が再発する.アジュバント治療に関しては,SSG18AIO 試験で3 年間のアジュバント治療は無再発生存期間の延長に加え,全生存を改善することが示された.しかし,再発リスクと薬物治療の感受性から見た適切な治療対照群は不明確で,また,治療期間も不明である.一方,局所進行GIST に対するネオアジュバント治療に関しては,確立されたエビデンスは無い.更に,イマチニブ治療中の外科治療に関してはエビデンスが無く,外科介入が長期予後を改善するかどうか不明である.本セッションでは,GISTの長期予後の改善に関する実地臨床に於ける成績や治療成績向上を目指した研究成果を示して頂き,今後の方向性を議論したい.
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司会:篠村 恭久(札幌医大・1内科)
- PD11.門脈圧亢進症―新たな画像診断法と治療
(肝臓学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器外科学会合同)公募・一部指定-
司会:森安 史典(東京医大・消化器内科)
國分 茂博(順天堂大練馬病院・消化器内科) - 食道静脈瘤,肝性脳症,難治性腹水など,門脈圧亢進症にともなう病態の診断と治療に関する演題を募集する.門脈圧亢進症にともなうこれらの病態の診断法には,内視鏡,CT,MRI,超音波,シンチグラフィなどが用いられる.それぞれの領域において,新しい技術の臨床応用が進んでおり,病態の診断から治療の適応が正確に行なわれるようになった.とくにCT,MRI,超音波においては,三次元的なデータ(3D)を使った解剖学的診断と,造影剤を使ったダイナミックスタディによる血行動態の機能診断が主流となってきている.治療の領域では,内視鏡治療を始め,側副路を閉塞する,あるいは作るといったIVR の手法,また薬物療法などが進歩している.新たな治療法の紹介のみならず,従来の治療手法の新しい工夫も広く募集したい.以上,門脈圧亢進症の新たな診断と治療という2 つの領域についての発表・討論を通じて,門脈圧亢進症の診療の今後の方向性を探りたいと考えている.
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司会:森安 史典(東京医大・消化器内科)
- PD16.上部消化管癌に対する鏡視下手術の長期成績
(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募・一部指定-
司会:夏越 祥次(鹿児島大大学院・消化器・乳腺甲状腺外科学)
北川 雄光(慶應義塾大・外科) - 食道癌,胃癌に対する内視鏡外科手術が開発・導入されて十数年が経過し,術後早期回復という観点での利点は示されつつあるものの,長期成績に関してはいまだ明確なエビデンスが示されていない.一方,拡大視効果を有する内視鏡手術は,低侵襲性にとどまらず精緻なリンパ節郭清を可能にすることで根治術の質の向上につながるとの論調すら見受けられる.国内外において大規模臨床試験が展開され内視鏡手術の位置づけが定着しつつある大腸癌に対する内視鏡手術とは異なり,上部消化管癌に対する内視鏡手術の長期成績に関しては大規模臨床試験の結果を待たなければならないのが実状である.本パネルディスカッションでは,個々の施設における臨床研究の解析からその趨勢を論ずるとともに,今後臨床試験にて検証すべき問題点,現時点における臨床実地におけるコンセンサスを明らかにしていただきたい.
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司会:夏越 祥次(鹿児島大大学院・消化器・乳腺甲状腺外科学)
- PD18.小腸疾患に対する診断治療の現況と今後の展望
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:坂本 長逸(日本医大・消化器内科)
松井 敏幸(福岡大筑紫病院・消化器内科) - 小腸を首座とする疾患は,①出血性病変,②腫瘍性病変,③炎症性病変に大別される.①に対してはカプセル内視鏡(CE)とballoon assisted endoscopy(BAE)が診断と治療に貢献し,成果を上げてきた.②に対してもより小さな病変に対する診断能が向上した.③に対しては,十分な成果が上がったとは言えず,診断アルゴリズムは確立していない.機器の進歩も望まれる.これらの状況に対して,診断面ではCE とBAE 機器の改良,他のモダリティの活用,診断時期,治療評価,診断アルゴリズムなどの観点から討議したい.治療面では,手技,適応,予後などが重要であろう.潰瘍を主体とするNSAID 病変やクローン病などの小腸病変には,より詳細な診断アプローチを討議する必要がある.最近の成果と今後の展望が総合的に集約されることを期待する.
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司会:坂本 長逸(日本医大・消化器内科)
- PD20.大腸EMR/ESD の現状と適応
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:田中 信治(広島大・内視鏡診療科)
矢作 直久(慶應義塾大・腫瘍センター) - 処置具の改良やノウハウの蓄積により,大腸においてもESD は広く普及しつつある.これにより従来では切除不可能であった難しい病変でも,習熟した術者であれば,確実な切除が可能となり,内視鏡治療の可能性が大きく広がった.しかし,経験の少ない術者による不用意な治療や偶発症も見受けられる.全ての内視鏡処置は,リスクとベネフィットのバランスにより成り立っており,いたずらにリスクの高い治療を行うことは許されない.したがって,小型の早期癌・SM 浸潤の可能性が極めて低い病変や大きくても明らかな腺腫性病変に関しては,EMR で治療を行うべきと考えられる.ところがEMR であっても,不完全な治療により局所再発を繰り返し,内視鏡的な再治療が困難なうえに,切除した病変の評価も不十分になってしまう症例も見受けられる.この様な事を考えると,実際の治療適応は,病変の性質だけではなく術者の技量や施設の状況を勘案して決定されるべきである.本セッションでは,各施設のEMR/ESD の適応と成績を示して頂き,EMR とESD をどのように使い分けるかディスカッションしたい.
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司会:田中 信治(広島大・内視鏡診療科)
- PD22.PEG の適応と安全管理
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:樋口 和秀(大阪医大・2 内科)
前谷 容(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科) - 経内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は手技の容易性,経静脈栄養から経腸栄養へのシフト,人口の高齢化などによって著しく普及し,現在では嚥下機能低下患者における栄養ルート設置法として中心的役割を果たしている.PEG に際しては,予後,栄養状態,QOL の改善などを期待して行われるが,受療者の多くは高齢,虚弱で重大な合併疾患を保有した患者であり,期待に反して早期死亡などが発生することもまれではない.PEG が大きく普及した今だからこそ,PEG の適切な患者条件やリスク因子について検討することも重要な課題であろう.PEG 造設のためには,医学的適応以外にも倫理的適応も考慮しなければならないことは言うまでもないが,本セッションでは主として医学的適応に焦点を絞って議論できればと考えている.またPEG の成績を向上させるためには,造設して終わりではなく,留置後の献身的な管理が不可欠であることは言うまでもない.PEG を安全に継続していくための,各施設の様々な工夫やその成績を発表いただきたい.
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司会:樋口 和秀(大阪医大・2 内科)
- PD23.Colitic cancer のサーベイランスと治療
(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募・一部指定-
司会:楠 正人(三重大大学院・消化管・小児外科学)
平田 一郎(藤田保健衛生大・消化管内科) - 潰瘍性大腸炎およびクローン病の発症例と長期経過例の増加に伴い,colitic cancer の診断および治療の重要性が増大してきている.潰瘍性大腸炎ではサーベイランスの現実的な方法として,random step biopsy が推奨されてきたが,近年の内視鏡の進歩により,色素内視鏡・拡大内視鏡などを用いた画像診断や,target biopsy が試みられてきている.それに伴い,adenoma like massとDALM の鑑別やlow grade dysplasia の対処法にも新たな議論が生じている.明らかなcoliticcancer に対しては大腸全摘術が標準とされているが,局所療法の可能性も検討されている.また,深達度診断困難例や進行例では補助療法や腹腔鏡下手術あるいは肛門温存の選択に関する議論は十分ではない.一方,クローン病では肛門に高度な狭窄を伴う進行癌が多いことが問題であるが,サーベイランスや治療方針に関しての明確な指針はない.本セッションでは,colitic cancerサーベイランスにおける様々な検査方法の位置づけや,病態に応じた実際の治療方針に関して議論を期待する.
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司会:楠 正人(三重大大学院・消化管・小児外科学)
- PD24.高度進行食道癌に対する治療戦略
(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募-
司会:藤田 博正(久留米大・外科)
松原 久裕(千葉大大学院・先端応用外科学) - 食道癌に対する治療成績は手術・放射線・化学療法を軸とした集学的治療の進歩により向上してきた.しかしながら,高度進行食道癌の成績は未だ十分とは言えず予後は不良である.他臓器浸潤例に対する化学放射線治療後に切除可能となった場合の切除の意義,切除可能性についての判定時期,いわゆる導入化学療法の位置づけについて,また他臓器浸潤例であっても切除を念頭におき初回治療は化学療法を選択するのか,他方遠隔転移例においては放射線を併用せず化学療法のみ施行することが一般的であるが,局所に放射線を併用する意義はあるのか,遠隔リンパ節転移例に対する手術の意義,等々検討すべき課題は山積している.従来の治療法のみならず革新的な治療法の開発を含め,本セッションでは高度進行食道癌に対する治療戦略およびその成績について発表していただき,今後の治療成績向上に資する討論をしていただきたい.
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司会:藤田 博正(久留米大・外科)
- PD25.H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:加藤 元嗣(北海道大病院・光学医療診療部)
村上 和成(大分大・消化器内科) - H. pylori 感染は組織学的胃炎の原因であり,長期にわたる感染持続によって,非常に多彩な内視鏡像を呈するようになる.さらに,H. pylori 関連疾患である胃・十二指腸潰瘍,胃MALT リンパ腫,胃癌,胃過形成性ポリープなどは,それらの組織学的胃炎を背景に発症することが知られている.実地臨床においては,H. pylori 除菌がこれらの関連疾患の治癒や予防をもたらすとのエビデンスが蓄積され,除菌治療が広く普及してきた.一方,H. pylori の除菌成功によって,炎症細胞浸潤の消退と粘膜上皮や粘液の正常化が起き,それに伴って様々な内視鏡像の変化がもたらされる.しかし,除菌後の内視鏡像の変化は,除菌時の粘膜状態や除菌後の時間的経過による違いが報告されている.除菌後短期間での内視鏡所見の変化については,これまで報告がなされているが,除菌後長期経過については明確にはされていない.そこで,このパネルディスカッションでは,H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化を,各種の画像強調内視鏡を用いた検討,病理学的な評価を加えた検討,機能的な面からの検討など,幅広い視点からの演題を募集する.
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司会:加藤 元嗣(北海道大病院・光学医療診療部)
- PD26.75 歳以上の後期高齢者に対する胆石症の治療戦略
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:吉田 仁(昭和大・消化器内科)
阿部 展次(杏林大・外科) - 超高齢化社会の到来に伴い胆石症の発症頻度は必然的に高まっている.胆石症は無症状例から重篤な状態で緊急受診する例まで,そのスペクトラムは広く多彩であるが,高齢者では基礎疾患,耐術能など,患者背景も非高齢者と比べてクリティカルな場合が少なくなく,結石の存在部位からも,胆囊結石,胆管結石,胆囊胆管結石と,各々の病態に応じた対応が求められる.また,胆石が原因となる急性胆管炎・胆囊炎では,消化器領域の中でも特に的確な初期診療が求められる代表的胆道疾患であり,その転帰は,特に高齢者においては迅速な診断と的確な治療方針の選択,治療手技の習熟により規定されよう.本パネルディスカッションでは,このような高齢者胆石症の治療戦略がどうあるべきかについて議論してみたい.今回は75 歳以上の後期高齢者を対象とし,さまざまな状況下での治療戦略(内視鏡的治療,IVR,手術など)について発表をいただき,高齢者に対する治療の特別な工夫,留意点を強調して述べて欲しい.
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司会:吉田 仁(昭和大・消化器内科)
【ワークショップ】
- W3.アレルギー性消化器疾患の実態
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・肝臓学会合同)公募・一部指定-
司会:山本 和秀(岡山大・消化器・肝臓内科)
穂苅 量太(防衛医大・内科)) - 免疫反応は,外来異物を排除するために 働く生体にとって不可欠な機能であるが,アレルギーにおいては特定の抗原に対して過剰に働き障害を生じる.アレルギー疾患は呼吸器領域や皮膚科領域などで近年患者数の増加が話題となっているが消化器領域ではどうであろうか?以前から食物アレルギーや薬剤性肝障害などがアレルギー性消化器疾患の代表として知られているが,その現況はどうか,病態生理解明や診断治療はどのように進んだかを理解することは大切である.一方,好酸球性食道炎や 胃腸炎,好酸球性胆囊炎や胆管炎などはその存在が最近注目を浴びているがわが国での実態はまだ不明な疾患といえる.また,セリアック病は日本ではほとんど見られない疾患とされていたがそれは本当であろうか.さらに,近年盛んに行われている移植後のGVHD 腸炎や肝臓における拒絶反応などにおける肥満細胞やアレルギーの関与も話題になっている.このワークショップはこのような話題を軸として,臨床面から,あるいは臨床に結びつく基礎的な検討を通じてアレルギー性消化器疾患の実態と本質に迫ろうという企画である.
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司会:山本 和秀(岡山大・消化器・肝臓内科)
- W5.大腸内視鏡およびCT-colonography による大腸がん検診の今後の展開
(消化器がん検診学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募・一部指定-
司会:西田 博(パナソニック健康管理センター)
野崎 良一(高野病院) - 大腸内視鏡検査は大腸がん検診の標準的な精検方法と位置付けられているが,人間ドックなどでは一次スクリーニングとして実施する施設も増えている.さらに新しい大腸検査法としてわが国でも普及しつつあるCT colonography を導入する施設も出てきている.一次スクリーニングとしてこれらの検査法を導入するに当たっては,診断精度,効果のエビデンス,処理能力,コスト,偶発症,適正な検診間隔,便潜血検査との棲み分けなどを明らかにする必要がある.さらにCTcolonography においては表面型腫瘍の検出能,デジタル前処置,診断支援ソフトウェア(CAD)導入による読影の標準化や迅速化,診断医養成のためのトレーニング体制の整備,被曝線量の低減化などが解決すべき課題としてあげられる.本ワークショップではこれらの課題を整理し,今後の大腸がん検診を発展させるためのマイルストーンとなる議論を行いたい.多くの施設からの応募を期待する.
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司会:西田 博(パナソニック健康管理センター)
- W9.分子診断学からみた大腸腫瘍の治療成績と予後
(消化器病学会・消化器内視鏡学会・消化器外科学会合同)公募・一部指定-
司会:菅井 有(岩手医大・分子診断病理学)
福田 眞作(弘前大大学院・消化器血液内科学) - 近年の大腸腫瘍の分子生物学の進歩は著しい.種々の癌関連遺伝子変異,DNA メチル化,microRNA,癌幹細胞仮説などの新しい分子異常もしくは仮説は大腸腫瘍において先進的な研究がなされてきた.大腸腫瘍の分子診断学は他のヒト腫瘍と比較しても最も進歩している領域であることは間違いない.実際ある分子標的治療薬においてはki-ras 変異の有無がその治療効果に影響を与えることが明らかになっており,分子異常の把握が実際の治療に必要不可欠な情報になってきている.本ワークショップでは,これらの進歩が,大腸腫瘍の治療成績や予後の改善にどのような寄与をしてきたかについて明らかにし,大腸腫瘍における分子診断の進歩と今後の展望を検討したい.最新の研究成果を思う存分発表する場にして欲しい.なお,病理診断における分子診断学の応用についても検討することにしたい.
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司会:菅井 有(岩手医大・分子診断病理学)
- W10.患者にやさしい大腸内視鏡検査の工夫
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:松橋 信行(NTT 東日本関東病院・消化器内科)
藤城 光弘(東京大附属病院・光学医療診療部) - 近年,癌をはじめとする大腸疾患は増加の一途を辿っており,大腸内視鏡検査の重要性は益々高まりをみせている.ひと昔前であれば,大腸内視鏡検査は苦しいもの,我慢するものという患者側の理解の元,少々乱暴な検査も許容される風潮があったことは否めない.しかし,内視鏡の検診への導入や,高齢化社会を迎え,基礎疾患を有する患者の増加に伴い,より慎重な対応が求められるようになっている昨今,我々も立ち止まって,自身の大腸内視鏡検査のあり方を見直す必要があろう.“患者にやさしい”とは,患者への説明・同意,前処置,内視鏡環境,スコープ選択,鎮静・鎮痛,内視鏡手技,術後指導,など,色々な状況が連想されるかと思われる.本演題応募においては,其々の施設で考え実践している“患者にやさしい”を御披露いただきたい.しかし,大前提として,大腸内視鏡検査の目的は見落としない全大腸の観察であることは申し添えておく.
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司会:松橋 信行(NTT 東日本関東病院・消化器内科)
- W13.高齢者上部消化管出血における止血治療戦略―静脈瘤を除く
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器外科学会合同)公募-
司会:芳野 純治(藤田保健衛生大坂文種報徳會病院・内科)
藤本 一眞(佐賀大・内科) - 上部消化管出血の大半を占める出血性潰瘍に関しては,Helicobacter pylori 除菌治療が普及し,NSAIDs 服用(アスピリンを含む)に起因する割合が増加している.高齢者のNSAIDs 服用者(アスピリンを含む)患者は重篤な合併症をもっている場合が多く,消化管出血の治療が容易でない場合もある.内視鏡治療を中心に多くの治療法があるが,治療法は各医療機関で選択しており,多岐にわたっているのが日本の現状である.今回は高齢者の上部消化管出血に焦点をあて,緊急内視鏡的治療を中心に,適応やタイミング,実施体制や患者管理,薬剤投与(胃酸分泌抑制剤の使用法,抗血栓薬の扱い方),麻酔法,具体的な止血法,等を可能なかぎり客観的なデータにもとづきながら議論していきたい.日本では長年にわたり議論されてきた問題であるが,明確なエビデンスは少なく,今回は診療指針となりうる結論がでることを期待する.
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司会:芳野 純治(藤田保健衛生大坂文種報徳會病院・内科)
- W14.患者にやさしい上部消化管内視鏡検査の工夫
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:木下 芳一(島根大・2 内科)
河合 隆(東京医大病院・内視鏡センター) - 上部消化管内視鏡は検診,診療において精度の高い診断を行うことが可能であるが,一方,検査に伴う患者の不快・苦痛,また様々な偶発症が生じうることが問題となっている.そこで各施設において苦痛なく,さらに安全に内視鏡を行うために様々な工夫がおこなわれている.苦痛軽減のため経鼻内視鏡などスコープの細径化,患者の受容性をあげるため各種の鎮静剤の使用や麻酔法の工夫,さらにCO2 送気システムの使用などデバイスの工夫があげられる.安全確保の面では鎮静剤使用時のBIS やCAPS などの生体監視モニターの使用ならびに指導・研修においてビデオ教育,E-ラーニングの導入など多くの試みがなされている.本ワークショップでは,各施設が行っている様々な工夫や試みを提示していただき,明日からの日常内視鏡診療に役立つようなセッションとしたい.各種上部消化管内視鏡検査に関する(治療は含まない)多くの演題の応募を期待する.
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司会:木下 芳一(島根大・2 内科)
- W15.総胆管結石症に対する治療法の選択と長期成績(EST:内視鏡的治療 vs LCBDE:腹腔鏡下手術)
(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募・一部指定-
司会:安田 秀喜(帝京大ちば総合医療センター・外科)
伊佐山浩通(東京大・消化器内科) - 総胆管結石症の診療は内視鏡的治療の割合が増加してきており,一期的に開腹で胆囊切除と胆管切開切石術を施行することは少なくなったといえよう.内視鏡的治療ではEPBD とEST の短期の利点,欠点が議論されてきたが,最近では長期的な胆道合併症が議論の争点となってきている.また,胆囊結石併存例では内視鏡的な結石除去後に胆囊摘出術が施行される場合に,入院期間の問題,治療コストの問題,二回治療されることに対する患者の不満などが問題となる.本当に全例で胆囊摘出術が必要か?という議論も尽くされてはいないと思われる.一方,総胆管結石と胆囊結石を一期的に治療することが期待された腹腔鏡下手術(LCBDE)であったが,意外にもその普及率は低いのが問題点といえよう.LCBDE は乳頭機能温存やコスト,入院期間の観点からも理想的な治療と考えられている.本セッションでは,再発を含めた長期予後の観点からこれらの治療法を比較することで,その利点,欠点を明らかにし,今後の総胆管結石治療の課題や展望について考えてみたい.
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司会:安田 秀喜(帝京大ちば総合医療センター・外科)
- W18.バルーン内視鏡が変えた診断・治療学
(消化器内視鏡学会・消化器病学会合同)公募-
司会:緒方 晴彦(慶應義塾大病院・内視鏡センター)
山本 博徳(自治医大・光学医療センター) - バルーン内視鏡によって深部小腸にまで内視鏡によるアプローチが可能となり,多くの小腸疾患においてその診断・治療学に革命がもたらされた.たとえば従来は開腹術を繰り返すしか他に方法のなかったPeutz-Jeghers 症候群の小腸ポリープに対しても内視鏡的切除が可能となった.Crohn 病の小腸病変の診断や活動性の評価ならびに治療効果判定,小腸狭窄に対する内視鏡的拡張術もバルーン内視鏡によってもたらされた新たな診断・治療学といえる.また,術後再建腸管を経由した胆道・膵臓疾患に対する内視鏡的アプローチも可能にした.さらに大腸内視鏡挿入困難例に対する大腸内視鏡検査,治療困難部位での大腸ESD にも用いられている.他にも,バルーン内視鏡で挿入したオーバーチューブをルートとして様々な診断・治療の工夫が行われている.今回のワークショップでは小腸疾患のみならず幅広い消化器疾患においてバルーン内視鏡が変えた診断・治療学を議論したい.
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司会:緒方 晴彦(慶應義塾大病院・内視鏡センター)
- W19.Stage Ⅳ胃癌に対する化学療法と手術の役割
(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)公募-
司会:瀬戸 泰之(東京大大学院・消化管外科学)
寺島 雅典(静岡がんセンター・胃外科) - Stage Ⅳは「領域リンパ節以外の転移を認める(M1)」と定義されている.胃癌の場合は,領域以外のリンパ節,肝転移(血行性転移),腹膜播種などが頻度高いことが知られている.最近では,そのような病態においては,まず化学療法がfirst choice になるものと考えられる(全例が対象となる).よって,手術の役割(意義)がより一層問われている.本ワークショップでは,治療開始時点でStage Ⅳであることが判明している症例を対象とし,それぞれの病態において(CY1も含む),手術を行なうべきかをまず明らかにしたい.すなわち,手術を考えるべき時期(たとえば,どの程度のdown-staging が得られた場合,あるいはどのくらい化学療法を続けた場合など),手術をするとしてその術式(郭清をどうするか等),手術を行なった症例での予後などを論じていただきたい.また,それぞれの病態ごとにどのような化学療法を行なっているか,あるいは術後の化学療法をどうするかもふれていただきたい.消化器外科医が日常悩んでいる諸点を少なからず明らかにするのが本ワークショップの目的である.
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司会:瀬戸 泰之(東京大大学院・消化管外科学)
- W20.患者にやさしいERCP の工夫
(消化器内視鏡学会・消化器病学会合同)公募-
司会:杉山 政則(杏林大・外科)
五十嵐良典(東邦大医療センター大森病院・消化器内科) - 内視鏡機器や処置具の改良や進歩により膵胆道疾患に対する内視鏡診断および治療としてERCPが施行されることが多くなっている.ERCP は内視鏡検査では一番偶発症の頻度が多く認められる検査である.そのため,より安全に確実に短時間で施行されることが重要である.患者さんの苦痛を軽減するために前投薬の選択は重要であり,また二酸化炭素(CO2)送気の使用で腹痛を軽減させている.またERCP 後膵炎の予防のために造影剤の使用を減らす工夫(wire-guidedcannulation)などが行われている.各種処置具を工夫することで,総胆管結石除去や胆管ステンティングも短時間に施行することが可能になっている.本セッションでは,各施設においてどのような工夫をすることで,安全かつ確実なERCP が可能であるかを討議する予定である.多数の応募を期待する.
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司会:杉山 政則(杏林大・外科)
- W21.細径内視鏡スコープの食道胃スクリーニング精度と偽陰性例の検討
(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会合同)公募-
司会:安田 貢(香川県立がん検診センター・消化器科)
鈴木 秀和(慶應義塾大・消化器内科) - 経鼻内視鏡に代表される細径内視鏡検査は,通常径に比較して受診者の苦痛が少ないとされるが,画質や操作性,吸引力その他性能の違いを考慮すると,食道胃スクリーニング検査では,適切な前処置はもとより,インジゴカルミン等の色素撒布や画像強調処理を併用した観察が望ましいと言える.では,そのような極細径内視鏡検査の診断精度は,従来の通常径と比べて果たして同等と言えるのであろうか.その解明には,がん発見率のみならず,発見病変の質,すなわち早期癌や内視鏡治療可能病変の割合,臨床病理学的特徴の差等の検討が必要だが,今回は見逃された病変の質やその割合,すなわち偽陰性例(率)の詳細な解析にも期待したい.また検診の場では,必ずしも生検可能なシステムが整備されているとは限らないため,生検適中度の評価も重要である.受診者背景,術者,機種等の違いを考慮する必要もあろう.さらに,スクリーニングという性格上,医療効率,医療経済的側面も看過できない.細径内視鏡の上部消化管内視鏡検査応用に関する,医療政策的評価を裁断する大規模なエビデンス構築も期待される.
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司会:安田 貢(香川県立がん検診センター・消化器科)
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プログラム委員(敬称略,50 音順)
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事務局 第84 回 日本消化器内視鏡学会総会事務局 〒181-8611 東京都三鷹市新川 6-20-2 杏林大学医学部 第三内科 TEL:0422-47-5511(内線3533) FAX:0422-42-5596 |