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Q23.胆管の石って内視鏡でとれるのですか?

01胆管の石の治療法

胆管の石は内視鏡でとれます。ほかにも、腹腔鏡を使った手術や通常の開腹手術でとる方法、肝臓に針を刺してとる方法などがあります。石の大きさや場所、患者さんの状態、病院の状況などによって治療法が検討されます。


02内視鏡的胆管結石除去術

胆管の石を内視鏡でとる方法を内視鏡的胆管結石除去術(図1)といいます。専用の内視鏡(十二指腸用内視鏡)を口から入れて、胃を通ったあとに十二指腸乳頭部と呼ばれる胆管の出口の近くまで挿入します。つぎに、その胆管の出口にガイドワイヤと呼ばれる針金状の処置具を入れます。続いて、十二指腸乳頭部を電気メスで切開したり、バルーンカテーテルと呼ばれる風船状の処置具を使ってひろげたりします。最後にバスケットカテーテルと呼ばれる処置具を胆管の中に入れて、石をとり出します。


図1 内視鏡を使った胆管の石の治療(内視鏡的胆管結石除去術)


内視鏡を使った胆管の石の治療
胆管の出口(十二指腸乳頭部)にガイドワイヤ(矢印)という針金状の処置具を入れる。

内視鏡を使った胆管の石の治療
ガイドワイヤに電気メス(矢印)をかぶせる。

内視鏡を使った胆管の石の治療
電気メス(矢印)で胆管の出口を切開する。

内視鏡を使った胆管の石の治療
切開後にバスケットカテーテルという処置具(黒矢印)で石(白矢印)をとり出す。

この治療は、鎮静薬の注射や点滴を使って、患者さんが眠っている間に行いますので、苦しくありません。


埼玉医科大学国際医療センター消化器内科 良沢 昭銘

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