一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 Japan Gastroenterological Endoscopy Society

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2.検査の受け方について

 通常は検査日の予約が必要です。担当医とご相談の上、検査日をお決めください。

 また、検査前日・当日は内視鏡検査の種類によってそれぞれ準備が必要です。例えば、胃内視鏡検査の場合は、前日の夕食を食べたあとから検査が終わるまでは通常絶食となります。大腸内視鏡検査においては、さらに前日の食事が検査用の食事となったり、下剤の服用が必要となったりします。こうした準備がなされていないと当日の検査が中止となりますので、お間違えのないように指示をご確認ください。

 検査当日は、胃や腸の動きを止める薬や眠り薬(鎮静薬)などを使う可能性があります。また、胃や腸の粘膜のごく一部をつまんで取る(生検)ことがあります。検査の安全性を高めるため、検査の前に以下のような質問をされるかと思いますが、心当たりがありましたら必ずお申し出ください。

  • 歯の治療のときの麻酔注射で具合が悪くなったことがありますか
  • 血を止まりにくくする薬や血液をサラサラにする薬をのまれていませんか
  • 高血圧の薬をのまれていませんか
  • 不整脈があると言われたことはありませんか
  • 狭心症、心筋梗塞、その他の心臓の病気と言われたことはありませんか
  • 緑内障と言われたことはありませんか
  • 前立腺肥大はありませんか
  • 糖尿病で治療をされていませんか
  • 睡眠薬、精神安定剤をのまれていませんか
  • 脳卒中を起こしたことはありませんか

 服用されている薬を中止する必要があるかどうか、検査当日の薬の服用については担当医から必ず指示を受けてください。
胃や腸の動きを止める薬や眠り薬(鎮静薬)を使用した場合には、検査後当日は自動車やバイク、自転車の運転は控えてください。

2) 緊急検査の場合

 吐血や下血など、病状によっては緊急の内視鏡検査が必要なことがあります。このような場合はすぐに検査を行わないと生命に危険が生じると判断されるときであり、検査後入院が必要になる場合があります。