● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.42 No.3(2000)- 247頁
タイトル 大腸serrated adenomaの臨床病理学的検討
英文タイトル CLINICOPATHOLOGICAL STUDY OF SERRATED ADENOMAS OF THE COLORECTUM
所属 東京医科大学 第4内科
著者 田口 夕美子、宮岡 正明、小田 智子、糸井 隆夫、齊藤 利彦、味岡 洋一
要旨 大腸のserrated adenoma(SA)212病変について内視鏡所見、病理組織所見、K-ras codon12とp53変異について検討した。頻度は大腸ポリープの0.9%、男女比1:0.3、平均年齢57.3歳で、その特徴的な内視鏡像は発赤調で鱗状ないし花弁状の隆起で、76.8% に認められた。その他、過形成性ポリープ(HP)様の扁平隆起が16%、結節集簇様隆起が5%、若年性ポリープ様隆起が3% であった。担癌率は3.3% で、通常のadenomaと差がなかった。構成組織はSA単一型は29.7% と少なく、HP混在型が42.5% と最も多かった。p53は11% にfocalな陽性像を示したが、PCR-PHFA法による検討ではK-ras codon12の点突然変異は9.1% と低率なことより、その進展は、通常のadenoma-carcinoma sequenceと異なることが示唆された。
Key words Serrated adenoma/Endoscopic diagnosis/K-ras mutation
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東京医科大学 第4内科 田口 夕美子