● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.42 No.6(2000)- 1047頁
タイトル 内視鏡下半導体レーザー治療の基礎的検討― ICG併用による蒸散能増強効果について―
英文タイトル INDOCYANINE GREEN DYE ENHANCED DIODE LASER ABLATION TO THE RESECTED PORCINE GASTRIC WALLS
所属 東京慈恵会医科大学第三病院 内科学講座第1
著者 杉本 泉、成宮徳親、坂部俊一、老山大輔、古島寛之、金井英一、伊藤良浩、浜田宏子、丸山達志、宮島浩人、佐藤博光、常喜真理、田中照二
要旨 半導体レーザーの発振波長は800nm付近の近赤外域で、ICGの吸収スペクトラム(805nm)と近接しており、この特徴を利用し、ICGを併用した半導体レーザー照射法について基礎的に検討した。摘出したブタ胃粘膜表面にICG溶液を散布し半導体レーザー照射を行うと、照射されたレーザー光がICGに吸収されるため粘膜蒸散能力が増強し、粘膜を蒸散する時間を短縮することが可能であった。ICG溶液粘膜下層注入を組み合わせると、粘膜蒸散能力はさらに増強した。ICG溶液の粘膜下層注入と粘膜表面散布を行い25Wの出力で半導体レーザー照射を行うと、5秒間の照射時間で胃粘膜層が完全に蒸散されることが確認された。また、組織学的にはレーザー照射による固有筋層の傷害は認められず、この手技において胃穿孔の危険はないと考えられた。
Key words 半導体レーザー/インドシアニングリーン/内視鏡治療
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東京慈恵会医科大学第三病院 内科学講座第1 杉本 泉