| 掲載号 |
Vol.42 No.10(2000)- 1977頁 |
| タイトル |
Helicobacter pylori陰性・正常胃粘膜内視鏡像の検討 |
| 英文タイトル |
ENDOSCOPIC FEATURES OF THE NORMAL GASTRIC MUCOSA WITHOUT HELICOBACTER PYLORI INFECTION |
| 所属 |
新潟県立吉田病院 内科 |
| 著者 |
八木一芳,中村厚夫,関根厚雄,後藤俊夫 |
| 要旨 |
近年高解像力の内視鏡が開発され,胃体部全体に微細発赤点が整然と配列している症例をしばしば経験し,近接観察にてこれらは粘膜を貫く集合細静脈と推定した.この所見をregular
arrangement of colleting venules(以下RAC)とし,胃粘膜の萎縮パターンがClosedの症例242例を用い,前庭部と胃体部より生検し,ウレアーゼ・テストまたは培養および組織学的に検討しRACとH・
pylori(以下HP)との相関を検討した.RAC(+)は92例,その内,HP(-)は88例(95.7%)であり,RAC(-)は150例でその内,HP(+)は141例(94%)であった.さらに,RACの微細発赤点が集合細静脈であることを確認するためRAC症例の29例を拡大内視鏡にて観察し,それらが集合細静脈の透見像であること,さらに集合細静脈の周囲には真性毛細血管がネットワークを形成し,その中心にgastric
pitsを認める像を観察しえた.以上の結果よりRACはHP陰性正常胃における胃底腺粘膜の典型的内視鏡像と考えられた. |
| Key words |
H.pylori陰性正常胃粘膜/Regular arrangement of collecting venules(RAC)/集合細静脈(collecting
venules)
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| 別刷請求先 |
〒969-0242 新潟県西蒲原郡吉田町大保町32番14号
新潟県立吉田病院 内科 八木一芳 |