![]() |
|
| 掲載号 | Vol.43 No.1(2001)- 14頁 |
| タイトル | 潰瘍性大腸炎手術例の検討;大腸内視鏡検査の位置づけ |
| 英文タイトル | COLONOSCOPY FOR THE ASSESSMENT OF ACUTE ULCERATIVE COLITIS |
| 所属 | 大阪市立大学 第3内科,同第1外科 |
| 著者 | 押谷伸英,西口幸雄,前田 清,川島大知,稲川 誠, 十河光栄,山上博一,飯室正樹,神野良男, 佐々木伸一,浜崎尚子,澤 禎徳,原 順一, 中村志郎,松本誉之,北野厚生,荒川哲男 |
| 要旨 | 当科にて,1994年5月から1999年5月までに入院治療が行われた潰瘍性大腸炎75例について,非手術例63例および急性期手術例12例における臨床的背景および大腸内視鏡像に関して検討し,中等症・重症例における早期の手術適応に関する大腸内視鏡検査の位置づけについて検討した.対象は男性49例(手術例5例;以下括弧内手術例),女性26例(7例)である.平均年齢は33歳(37歳)であった.罹患範囲別には全大腸炎型が28例(10例)で左側大腸炎型が35例(2例)である.臨床病型別には初回発作型12例(0例),再燃緩解型44例(11例),慢性持続型6例(1例)であった.手術例の手術理由としては,中毒性巨大結腸症1例,大量下血7例,急性期ステロイド治療無効例が4例であった.手術例において10例で術前に内視鏡検査が行われ,到達部位は盲腸6例,下行結腸1例,S状結腸3例であった.また,内視鏡検査により穿孔や大量下血等の重篤な合併症は認められなかった.手術例において,内視鏡的に萎縮型に比べ偽ポリポーシス型が有意に多くみられ,polypoid mucosal tagや広範な粘膜剥脱が有意に多くみられた.潰瘍性大腸炎急性期においても慎重に行うことにより大腸内視鏡検査は安全に行うことができ,手術適応を決定するに際して有用であった. |
| Key words | 潰瘍性大腸炎/内視鏡/手術 |
| 別刷請求先 | 〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1−4−3 大阪市立大学 第3内科 押谷伸英 |