● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.43 No.5(2001)- 925頁
タイトル Hb index(IHb)を用いたH.pylori感染診断に関する研究―胃内撮影時の諸要因の検討―
英文タイトル STUDY OF THE DIAGNOSTIC VALUE OF THE HB INDEX (IHb) TO DETECT HELICOBACTER PYLORI INFECTION
所属 東北大学 消化器病態学
著者 相田重光、浅木 茂、関根 仁、大原秀一、下瀬川徹
要旨 [目的]Hb index(以下IHb)は、通常内視鏡画像を元に、各ピクセルごとHbと関連の強い2つの波長(560nm、650nm)を抽出した後、演算処理し算出する。このIHbを用いたH.pylori感染診断の可能性を検討することを本研究の目的とした。[方法]基礎的検討として、適正な胃内撮影条件を得るためにIHb値に影響すると考えられた5項目を検討した。さらにIHb値を規定すると考えられた要因について病理学的検討及び胃粘膜血流から検討を行った。一方、臨床検討として30症例を用いてのH.pylori感染診断能を検討した。[結果]撮影条件では、撮影距離がIHb値に有意に影響した。IHb値を規定すると考えられた要因では、胃粘膜微小血管密度との間に正の相関を認めた。H.pylori感染診断能は、cut off値を62とした場合、感度93.3%、特異度80% であった。[結論]IHbによるH.pylori感染診断能は高く、臨床応用の可能性が示唆された。
Key words Hb index(IHb)/H.pylori
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東北大学 消化器病態学 相田重光