● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.43 No.6(2001)- 1033頁
タイトル 内視鏡的に虫垂開口部に非連続性病変を認めた潰瘍性大腸炎の臨床的検討
英文タイトル CLINICAL STUDY OF ULCERATIVE COLITIS WITH SKIPPED LESION AT THE ORIFICE OF THE APPENDIX ENDOSCOPICALLY
所属 名古屋掖済会病院 消化器科
著者 林 繁和、神部隆吉、家田秀明、西尾浩志、小栗彰彦
要旨 [目的]虫垂病変を有する潰瘍性大腸炎の実態や内視鏡による経過の推移を捉え、虫垂病変の意義を明らかにする。[方法]対象は内視鏡的に虫垂開口部に非連続性病変を認めた潰瘍性大腸炎18例で最長8年6カ月の長期観察例を含む13例の内視鏡所見の推移や本邦報告例もあわせ検討した。[結果]18例の平均年齢34.7歳、男女比12:6、重症度は軽症16例、中等症2例、主病変は直腸8例、左側大腸6例、非連続性に左側と右側大腸4例であった。13例33回の内視鏡の経過は主病変、虫垂病変とも緩解15.2%、活動24.2%、主病変のみ緩解18.2%、虫垂病変のみ緩解42.4% であった。[結論]内視鏡的に非連続性に虫垂病変を認めた潰瘍性大腸炎は平均34.7歳で発症、男性に多く、主病変は直腸を含む下部大腸に多く、大部分が軽症という特徴がみられ、本邦報告例に類似した。経過は虫垂病変は緩解しやすいが、主病変は本邦報告例に比べ難治例が多かった。
Key words 潰性大腸炎/虫垂開口部病変/非連続性病変
別刷請求先 〒454-8502 愛知県名古屋市中川区松年町4-66
名古屋掖済会病院 消化器科 林 繁和