● 要旨 ●




原著


掲載号 Vol.44 No.4(2002)- 745頁
タイトル 胃隆起型上皮性腫瘍の血管密度と内視鏡的色調
英文タイトル THE CORRELATION BETWEEN THE QUANTIFIEDMICROVASCULAR DENSITY AND THE ENDOSCOPIC COLOR INELAVATED TYPE OF GASTRIC NEOPLASTIC LESIONS
所属 福岡大学筑紫病院 消化器科、福岡大学筑紫病院 病理
著者 竹村 聡,岩下明徳,八尾建史,八尾恒良
要旨 胃隆起型上皮性腫瘍(早期癌32病変,腺腫26病変)を対象とし,血管密度と内視鏡的色調の関連について検討した.血管密度は,CD34による免疫染色を施された標本を,コンピューターを用い画像解析し定量化した. 定量化された早期癌の腫瘍粘膜内血管密度は,周辺非癌粘膜や腺腫と比較して有意に高値を示した.一方,腺腫の腫瘍粘膜内血管密度は周辺非腫瘍粘膜と有意差はなかったが,早期癌と比較して血管密度は低値を示した. 内視鏡的色調は病巣の相対的血管密度,すなわち腫瘍の血管密度(T)とその周辺非腫瘍粘膜の血管密度(N)の比(T/N比)に大きく関与していた.すなわち発赤群の96.3% はT/N比1.0以上,褪色群の81.2% はT/N比1.0未満であった.しかし周辺粘膜と同色を示した隆起性病変のT/N比は1.24と1より高く,内視鏡検査時の光量などが隆起性病変の内視鏡的色調に関与していることが示唆された.
Key words 胃隆起型上皮性腫瘍/血管密度/内視鏡的色調
別刷請求先 〒818-8502
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福岡大学筑紫病院 消化器科
竹村 聡