● 要旨 ●




原著


掲載号 Vol.44 No.5(2002)- 857頁
タイトル Percutaneous Endoscopic Gastrostomy(PEG)の合併症の検討
英文タイトル COMPLICATIONS OF PERCUTANEOUS ENDOSCOPIC GASTROSTOMY
所属 国立療養所兵庫中央病院 外科、国立療養所兵庫中央病院 消化器内科
著者 佐竹信祐,伊舎堂用大,村瀬雅美,里中和廣
要旨 当院における75例の経皮内視鏡的胃瘻造設術(Percutaneous endoscopic gastrostomy,以下PEG)施行症例の合併症の検討を行った.挿入は全例pull法にて行った.術後1カ月以内死亡は3例(4%)で,PEG直接関連死はなかった.術後合併症は,術後1カ月以内の早期には創感染13例(17%),胃内容の創部への漏れ12例(16%),術後1カ月以上経過した遠隔期には胃食道逆流8例(11%),カテーテルの逸脱4例(5%),肉芽形成2例(3%)などであった.重症合併症としては腹膜炎が2例(3%),術翌日のカテーテルの逸脱が1例(1%)であったが,腹膜炎のうち1例はカテーテル交換時の誤挿入による重篤な汎発性腹膜炎であった.以後は交換後にカテーテルより胃瘻造影を行って確認するようになった.PEG施行にあたっては術後早期のみならず遠隔期においても種々の合併症の可能性を念頭において注意を払うことが重要と考えられた.
Key words PEG/合併症/腹膜炎/カテーテル交換
別刷請求先 〒669-1515
兵庫県三田市大原1314
国立療養所兵庫中央病院 外科
佐竹信祐