● 要旨 ●




原著


掲載号 Vol.44 No.9(2002)- 1663頁
タイトル 大腸癌イレウスに対する経肛門的イレウスチューブ留置困難例への工夫
英文タイトル A TECHNIQUE FOR ENDOSCOPIC TRANSANAL DECOMPRESSION WITH A DRAINAGE TUBE FOR ACUTE, MALIGNANT COLORECTAL OBSTRUCTION
所属 昭和伊南総合病院 消化器科,信州大学 第2内科
著者 堀内 朗, 中山佳子,前山浩信,山浦高裕,村上真基,越知泰英
要旨 大腸癌イレウス症例17例(直腸癌5例,S状結腸癌4例,下行結腸癌3例,横行結腸癌2例,上行結腸癌2例,盲腸癌1例)に対して,新しく開発された経肛門的イレウスチューブを内視鏡的に留置しえ,減圧洗浄が可能となり一期的手術を施行できた.手技の工夫としては,1)腹部CT検査にて大腸癌イレウスを疑うならば,その閉塞部位の推定に基づいて高圧石鹸浣腸を行い,副送水管を有した大腸内視鏡を用いて透視下で内視鏡検査を施行した.2)狭窄部位手前まで内視鏡挿入後は,水溶性造影剤による狭窄部の評価を行い,胆道用ガイドカテーテル使用下に親水性ガイドワイヤーを挿入して狭窄部位を通過させた.3)S状結腸が長く深部に狭窄がある場合は,狭窄部拡張ダイレーターを用いてS状結腸のループを単純化した後に,右側結腸癌の場合は,スライデイングチューブの留置下に,先端先細り型の経肛門的イレウスチューブを挿入留置した.
Key words 経肛門的イレウスチューブ/大腸癌/イレウス
別刷請求先 〒399-4991
長野県駒ヶ根市赤穂3230
昭和伊南総合病院 消化器科
堀内 朗