● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.47 No.2(2005)- 169頁
タイトル 検診施設における上部消化管内視鏡検査偶発症の検討
英文タイトル ANALYSIS OF COMPLICATIONS OF UPPER GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY AT AN INSTITUTION FOR CANCER DETECTION
所属 宮城県対がん協会がん検診センター
著者 相田重光,今野 豊,加藤勝章,島田剛延,渋谷大助
要旨 【背景・目的】胃集団検診に内視鏡検査が導入されつつあるなか,内視鏡偶発症の増加が懸念される.そこで検診施設に絞った偶発症について検討した.【方法】1998年1月から2002年12月までの5年間に当センターで上部消化管内視鏡検査を受けた61,547名を対象として前処置,感染症,観察の各項目に伴う偶発症を集計した.【結果】入院を要した重篤な偶発症は8例(0.012%)で,内訳は出血例が6例(0.009%),穿孔例が2例(0.003%)であった.入院を要しなかった軽症の偶発症は149例(0.242%)であり,そのほとんどが出血例で138例(0.224%)あった.前処置に伴う偶発症は5例(0.008%)のみであった.【結論】検査前の問診を含めた予防や,偶発症発生時の連絡体制などの対策を徹底していくことが今後更に重要になるものと考えられた.
Key words 上部消化管内視鏡検査/偶発症/検診施設
別刷請求先 〒980-0011
宮城県仙台市青葉区上杉5-7-30
宮城県対がん協会がん検診センター
相田重光