● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.47 No.7(2005)- 1400頁
タイトル 腹腔鏡下胆嚢摘出時の胆道損傷およびその予防のための内視鏡的処置に対するERCPの有用性
英文タイトル THE USEFULNESS OF ERCP AND ENDOSCOPIC TREATMENT −PROTECT AND TREATMENT FOR BILE LEAKAGE−
所属 板橋中央総合病院 外科,東京女子医科大学 消化器内視鏡科
著者 遠藤 健,増田 浩,松山秀樹,畑中正行,高橋 豊,大井 至
要旨 当院における腹腔鏡下胆嚢摘出術(Laparoscopic cholecystectomy以下LC)の際の胆管損傷の予防および処置に対するERCP,endoscopic treatmentの有用性について報告する.
対象は2001年12月から2004年4月までの胆嚢摘出術施行例中LC予定は601例で,そのうち402例にERCPを施行し,57例に切石を行った.胆嚢管合流形態が把握しずらいと予想された高度炎症例1例と胆嚢管合流異常症例2例に,術前にENBDを挿入し,術中胆道損傷することなく3例ともLCが施行できた.胆道損傷は9例であり,8例はENBD,ERBDもしくは留置ドレーンで治癒した.総胆管損傷の1例は再手術となった.ERCPの果たす役割として(1)術前の総胆管結石の切石,(2)胆嚢管合流形態の特殊例や高度炎症例に対するENBDチューブの挿入による胆道損傷の予防,(3)胆道損傷に対するENBDもしくはERBD挿入による非開腹的治療,と有用性は高い.
Key words 腹腔鏡下胆摘出術/内視鏡的逆行性胆管造影/術中胆道損傷/ERBD/ENBD
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板橋中央総合病院 外科
遠藤 健