● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.48 No.4(2006)- 987頁
タイトル 大腸腫瘍の内視鏡治療における後出血に関与する因子の検討
英文タイトル ANALYSIS OF FACTORS ASSOCIATED WITH BLEEDING AFTER ENDOSCOPIC TREATMENT OF COLON TUMOR
所属 順天堂大学 消化器内科,兵庫医科大学 総合内科学上部消化管科
著者 別府加寿子,寺井 毅,阿部哲史,坂本直人,小林 修,長田太郎,永原章仁,大草敏史,荻原達雄,三輪洋人,佐藤信紘
要旨 【目的】大腸腫瘍の内視鏡治療において,後出血のリスクの高い症例の特徴を明らかにするために,患者背景の因子を一致させたcase-control studyによる検討を行った.【方法】内視鏡治療後,出血を認めた34例を出血群として抽出し,後出血を認めなかった症例のうち,出血群と年齢,性を一致させて無作為に選んだ136例を非出血群として対象とした.この2群間において,後出血と最も関連性がある因子を検討した.【結果および結論】単変量解析の結果,Ip型病変,腫瘍径の大きい病変,上行結腸の病変,EMRを行った病変は後出血の頻度が高く,内視鏡治療の際に十分な注意を払う必要があると考えられた.特に多変量解析の結果,腫瘍径の大きい病変で後出血のリスクが最も高いと考えられた.
Key words 偶発症/後出血/内視鏡治療
別刷請求先 〒113-8421
東京都文京区本郷2-1-1
順天堂大学 消化器内科
別府加寿子