● 要旨 ●




原著

掲載号 Vol.48 No.10(2006)- 2477頁
タイトル 鳥肌胃炎の臨床的検討―内視鏡所見および組織所見からみた経過観察例の検討―
英文タイトル CLINICAL EVALUATION OF NODULAR GASTRITIS : FOLLOW-UP BY ENDOSCOPY AND HISTOPATHOLOGY
所属 守口敬任会病院 内科,守口敬任会病院 外科,守口敬任会病院 病理,
著者 阪口正博,飴本完二,本多正彦,橋本貴司,朝隈 豊,島田 守,山本紀彦,西原政好,大林 正,蘆田 潔
要旨 鳥肌胃炎は,Helicobacter pylori(以下H.pylori)感染により前庭部を中心に顆粒状小結節を呈する胃炎である.われわれは,経過観察しえた鳥肌胃炎28例を対象にH.pylori除菌療法が内視鏡所見および病理組織所見に与える影響について検討した.内視鏡所見は,H.pylori除菌成功例17例では,15例に顆粒状小結節の消失を,2例に軽減を認めた.また,除菌不成功もしくは除菌未施行の11例においても,4例において顆粒状小結節の消失および軽減を認めた.病理組織所見は,H.pylori除菌成功例では,組織学的胃炎の改善を認めたが,不成功例や未施行例では,内視鏡所見と組織所見の間に関連性はなかった.すなわち,H.pylori除菌に成功すると,内視鏡所見と組織学的胃炎の双方の改善が認められた.一方,除菌未施行や除菌不成功の場合は,内視鏡所見の経時的変化はみられたが,組織学的胃炎の改善はみられなかった.
Key words 鳥肌胃炎/経時的変化/内視鏡所見/H.pylori
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守口敬任会病院 内科
阪口正博