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| 掲載号 | Vol.49 No.3(2007)- 314頁 |
| タイトル | 内視鏡的止血を要した非ステロイド性消炎鎮痛薬による出血性胃・十二指腸潰瘍の臨床像 |
| 英文タイトル | A CLINICAL STUDY OF JAPANESE PATIENTS WITH SEVERE BLEEDING ULCERS INDUCED BY NON-STEROIDAL ANTI-INFLAMMATORY DRUGS |
| 所属 | 香川県立中央病院 消化器内科 |
| 著者 | 石川茂直,稲葉知己,野間康宏,津崎龍一郎,田岡伸朗,和唐正樹,妹尾知典,永野拓也,高口浩一,河合公三 |
| 要旨 | 【背景と目的】緊急内視鏡的止血を要する胃・十二指腸潰瘍出血における非ステロイド性消炎鎮痛薬(以下NSAIDs)の関与とその臨床像を明らかにする目的で前向き検討を行った.【方法】対象は,2000年1月1日から2005年12月31日までに,当院にて緊急内視鏡的止血を行った連続する出血性胃・十二指腸潰瘍患者192例(男性144例,女性48例,平均年齢65.9歳).低用量アスピリンを含むNSAIDs服用者は89例(46.4%)であり,非NSAIDs群103例(53.6%)と比較検討した.【結果】NSAIDs群において,28例(31.5%)は出血までの服薬期間が2週間以内であり,70例(78.7%)が胃潰瘍であった.両群で,Helicobacter pylori(以下H. pylori)感染率,潰瘍既往歴に差はなく,女性の割合,高齢者,多発性潰瘍がNSAIDs群に有意に多かった.止血成功率は,NSAIDs群で98.9%,非NSAIDs群で99% であったが,NSAIDs群では死亡例を11例(12.4%)認め,非NSAIDs群の3例(2.9%)に比較して有意に高い割合であった(p<0.05).【結論】NSAIDsは,短期投与でも出血性胃・十二指腸潰瘍生じ,内視鏡的止血は可能であるが,原疾患の悪化や合併症などにて致死的となりうる. |
| Key words | Non-steroidal anti-inflammatory drugs/出血/胃・十二指腸潰瘍/内視鏡止血術/死亡率 |
| 別刷請求先 | 〒760-8557 香川県高松市番町5丁目4-16 香川県立中央病院 消化器内科 稲葉知己 |