● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.42 No.8(2000)- 1338頁
タイトル 直腸癌局所切除後遺残・再発病変に対する内視鏡的透明キャップの使用経験
英文タイトル EXPERIENCES WITH TRANSPARENT CAP FOR IN CASES WITH THE LOCALLY RECURRED RECTAL CARCINOMA
所属 東京女子医科大学 消化器病センター
著者 井上雄志,鈴木 茂,手塚 徹,山岸直子,高崎 健
要旨  直腸癌局所切除後の再発腫瘍に対して透明キャップを用いて内視鏡切除し得た3例を経験したので報告する.症例1は,直腸Rbに約2cmの結節集簇様病変を認め,内視鏡的分割的粘膜切除術を行い,高分化腺癌,壁深達度sm,massiveの診断であった.16カ月後再発腫瘍を認め,透明キャップを用い,2度の吸引切除によって切除し得た.症例2は,直腸Rbに約8cmの結節集簇様病変を認め,経肛門的腫瘍切除術を行い,高分化腺癌,壁深達度mであった.16カ月後再発腫瘍を認め,透明キャップを用い,吸引切除によって内視鏡切除し得た.症例3は,直腸Rbに約5cmの結節集簇様病変を認め,経仙骨的腫瘍切除術を行い,高分化腺癌,壁深達度sm2,ly1,v0であった.切除後5年後再発腫瘍を認め,透明キャップを用い,吸引切除によって8回の分割切除によって内視鏡切除し得た.3例とも切除した腫瘍は,高分化腺癌,壁深達度mであった.
Key words 直腸癌局所切除後遺残・再発/透明キャップ
別刷請求先 〒162-8666 新宿区河田町8-1
東京女子医科大学 消化器病センター 井上雄志