● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.43 No.6(2001)- 1079頁
タイトル 食道静脈瘤破裂後の続発性肝性脳症においてポリエチレングリコール4000含有電解質液(MGV-5)の投与が排便に有効であった1例
英文タイトル PARENTERAL ADMINISTRATION OF A SOLUTION WITH ELECTROLYES AND POLYETHILENE GLYCOL 4000 TO A PATIENT WITH HEPATIC COMA SECONDARYTO ESOPHAGEAL VARICES RUPTURE
所属 福島県立会津総合病院 内科
著者 黒沢正喜、石橋克之、飯塚美伸
要旨  アルコール性肝硬変の65歳男性が吐下血を主訴に入院、Hb 9.2g/dlと低下。緊急内視鏡にて食道静脈瘤破裂と診断し、静脈瘤結紮術にて止血した。しかし、排便は全くみられず、血中アンモニアが458μg/dlまで増加して肝性昏睡となった。腸内の血液の除去を目的に経鼻チューブよりポリエチレングリコール4000含有電解質液(NIFLECR)2Lを3時間かけて注入したところ頻回にタール便排泄がみられ、意識が急速に回復した。同剤の投与は、消化管出血後の肝性昏睡の改善に有効であった。
Key words 食道静脈瘤破裂/肝性脳症/ポリエチレングリコール4000含有電解質液
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福島県立会津総合病院 内科 黒沢正喜