● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.45 No.2(2003)- 172頁
タイトル 改良型ガイドワイヤールーメン付プレカット用パピロトームの使用経験
英文タイトル EFFICACY OF MODIFIED-TYPED PRE-CUTTING PAPILLOTOME WITH INDEPENDENT LUMENS FOR GUIDE WIRES
所属 香川医科大学 第3内科
著者 内田尚仁,筒井邦彦,小原英幹,正木 勉,鎌田英紀,有友雄一,松岡裕士,江崎 徹,福間博基,栗山茂樹
要旨 前回,われわれは,造影剤用のルーメンだけでなく,独立したガイドワイヤー用ルーメンも有し,ガイドワイヤー操作と造影剤注入の協調操作が可能なプレカット用パピロトームの有用性を報告した.今回,本プレカット用パピロトームに若干の改良を加えたので報告する.改良点はノーズ長を0mmとしたことと,ブレード(長さ20mm)の近位側10mmに絶縁コーティング(Clever cut coating)を施したことである.ガイドワイヤーを先端から少しだけ出すことにより,よりtaperingしたノーズが得られるようになった.前回のパピロトームでの選択的胆管挿入の成功率はその後の追試で10例中7例の70% であった.今回の検討のそれは6例中5例に成功し,83.3% であった.両者に統計学的な有意差はなかった.しかし,ガイドワイヤーによるtaperingしたノーズにより,より正確なプレカットが可能になり,さらに,絶縁コーティングを施すことにより,近接でのプレカット操作や選択的胆管挿入後の追加の内視鏡的乳頭切開術がよりスムースに行えるようになった.本パピロトームはプレカットを容易とし,その安全性と成功率の向上に役立つと思われた.
Key words プレカット/内視鏡的乳頭括約筋切開術/パピロトーム
別刷請求先 〒761-0793
香川県木田郡三木町池戸1750-1
香川医科大学 第3内科
内田 尚仁