● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.45 No.5(2003)- 976頁
タイトル 胃・十二指腸悪性狭窄症例に対するステント留置の経験
英文タイトル THE EXPERIENCE OF STENTING IN GASTRO-DUODENAL MALIGNANT STENOSIS
所属 厚生連札幌厚生病院 第2消化器科,東札幌病院 内科
著者 平山 敦,岡 俊州,岡村圭也,阿部 環,長川達哉,宮川宏之,藤永 明,須賀俊博,野村直弘,近藤 敦,石川邦嗣
要旨 1998年より2001年までの胃・十二指腸悪性狭窄症例,12例に対し,self-expandable metalic stent(SEMS)留置を実施した.全例で狭窄解除に成功,自覚症状改善とともに食事摂取が可能となり,良好なQuality of life(QOL)が得られた.また偶発症として,1例に敗血症性ショック,2例にmigration,1例に嘔気,嘔吐の残存,1例に腹部重苦感,吃逆を経験した.偶発症に対する対策として,病巣部感染が疑われる場合や狭窄区間の長い場合(今回経験した症例は13cm)には,SEMS留置施行については慎重であるべきである.また化学療法無効例では早期再閉塞の可能性があり,Covered stentによる対処が必要である.
Key words self-expandable metalic stent(SEMS)/Gastro-duodenal malignant stenosis
別刷請求先 〒060-0033
北海道札幌市中央区北3条東8丁目
厚生連札幌厚生病院 第2消化器科
平山 敦