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| 掲載号 | Vol.45 No.7(2003)- 1157頁 |
| タイトル | 緊急内視鏡検査における大口径鉗子チャンネルスコープGIF XT-30の使用経験 |
| 英文タイトル | USEFULNESS OF WIDE-CHANNEL ENDOSCOPE FOR THE MANAGEMENT OF UPPER GASTROINTESTINAL HEMORRHAGE IN EMERGENCY ESOPHAGOGASTRODUODENOSCOPY (EGD) |
| 所属 | 仙台医療センター 消化器内科 |
| 著者 | 結城豊彦,佐藤 匡,石田一彦,妹尾重晴,鈴木 敬,洞口 淳,宇野 要,野田 裕,小林 剛,木村克巳,松永厚生,野村美樹子,内海 潔,伊藤 啓,宇都宮恭子,平澤 大,菅原俊樹,高澤 磨,藤田直孝 |
| 要旨 | 【背景・目的】上部消化管緊急内視鏡検査に,胃内の凝血塊や食物残渣などの吸引が可能な口径6mmの鉗子チャンネルを有するオリンパス社製ファイバースコープGIF XT-30を使用する機会を得たので,その有用性を明らかにすることを目的に検討した.【方法】1.基礎的検討:GIF XT-30と,パンエンドスコープであるオリンパス社製ビデオスコープGIF Q240(鉗子口径2.8mm)が,蒸留水500mlと,撹拌したプレーンヨーグルト100mlを吸引するのに要した時間を比較検討した.GIF XT-30は付属のT字型アダプタにより,2つの吸引源が利用可能であり,single/double双方の吸引を施行した.2.臨床的検討:GIF XT-30使用開始からの6カ月間における使用頻度と,胃内容吸引における有効性と問題点につき検討した.【成績】1.蒸留水500mlとヨーグルト100mlのいずれの吸引においても,single/doubleともに,GIF XT-30はGIF Q240に比較して吸引所要時間が有意に短かかった.2.GIF XT-30使用開始からの6カ月間の上部消化管緊急内視鏡検査194例中,GIF XT-30を要したものは22例11.3% で,疾患の内訳は出血性胃潰瘍14例,出血性胃癌3例,食道・胃静脈瘤2例,Mallory Weiss症候群,出血性食道潰瘍,胃内異物各1例であった.凝血塊・食物残渣の吸引の有効性を良/可/不良の3段階に分けると,22例の吸引状況は17/2/3で,全体の86.4% でGIF XT-30の使用が臨床的に有用であった.凝血塊が巨大化したものはGIF XT-30でも吸引不能であった.【結論】GIF XT-30は,胃内の大量の凝血塊や食残の吸引に優れ,緊急内視鏡検査時間の短縮が可能となる.緊急内視鏡検査を施行する多くの救急医療の現場において備えておきたいスコープと考えられた. |
| Key words | 大口径鉗子チャンネルスコープ/GIF XT-30/緊急内視鏡検査 |
| 別刷請求先 | 〒983-0824 宮城県仙台市宮城野区鶴ヶ谷5-22-1 仙台市医療センター 消化器内科 結城豊彦 |