● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.46  No.05(2004)- 1082頁
タイトル 鋏鉗子による内視鏡的経鼻膵胆道ドレナージチューブの内瘻化法
英文タイトル INTERNAL DRAINAGE OF AN ENDOSCOPIC NASOPANCREATOBILIARY DRAINAGE TUBE USING ENDOSCOPICALLY AVAILABLE SCISSOR FORCEPS
所属 香川大学 第3内科,聖マルチン病院 消化器科
著者 内田尚仁,筒井邦彦,小原英幹,正木 勉,鎌田英紀,有友雄一,江崎 徹,福間博基,井上秀幸,杵川文彦,小川睦美,中津敏明,栗山茂樹
要旨 内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(endoscopic nasobiliary drainage ; ENBD)は,有用な外瘻法であるが,咽頭部不快感やチューブの圧迫による潰瘍などを生じさせることもあり,このような場合には早期の内瘻化が望まれる.そこで,内視鏡鉗子孔から挿入できる鋏鉗子を用い,ENBDチューブを切断し簡単に内瘻化する方法を開発した.8例においてはENBDチューブの内瘻化を目的に,1例においては膵管ステント留置時に十二指腸管腔側に長く出過ぎたステント長の調節を目的に,鋏鉗子を用いた切断を行い,9例全例において内瘻化と切断に成功した.ステントの閉塞が2例に,迷入が1例に認められたが,穿孔などの合併症はなく,切断端の変形もみられなかった.今後多数例での検討が必要であるが,鋏鉗子を用いた内視鏡チューブ切断法は,簡便なENBDの内瘻化として,有用な方法になりえると考えられる.
Key words 内視鏡的経鼻胆道ドレナージ(endoscopic nasobiliary drainage(ENBD))/ステント/外瘻法/内瘻法/鋏鉗子/閉塞性黄疸
別刷請求先 〒761-0793
香川県木田郡三木町池戸1750-1
香川大学 第3内科
内田尚仁