● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.46  No.07(2004)- 1373頁
タイトル 十二指腸ステント術におけるイウスエイドシステムロングオーバーチューブの使用経験
英文タイトル THE EFFECTIVENESS OF LONG OVERTUBE FOR ILEUS-AID SYSTEM IN DUODENAL STENTING
所属 厚生連札幌厚生病院 第2消化器科,北広島病院 内科
著者 平山 敦,須賀俊博,藤永 明,宮川宏之,長川達哉,阿部 環,岡村圭也,細川雅代,田中道寛,野村直弘
要旨 〔目的〕十二指腸悪性狭窄に対するself-expandable metalic stent(SEMS)治療におけるSEMS留置成功率の改善,合併症の減少を目的とし,新しいステント挿入法を試みた.〔方法〕十二指腸悪性狭窄15例に対し,イレウスチューブ挿入用に開発されたイレウスエイドシステムの先端バルーン付きロングオーバーチューブ(住友ベークライト社製)をステント挿入のガイドアシストとして併用,SEMS留置術を施行した.〔結果〕全例で留置に成功した.従来まで実施していた様々な方法の18例に比べ,SEMS留置成功率は向上し,挿入時間の著明な短縮が可能となった.従来見られた胃十二指腸のたわみによる挿入困難や,誤嚥性肺炎,穿孔,出血などの早期合併症は認められなかった.〔結論〕ロングオーバーチューブを用いた新しいSEMS挿入法は挿入困難例,早期合併症の減少をもたらすとともに,挿入時の苦痛も非常に少なく,極めて有用性が高いと考えられる.
Key words ロングオーバーチューブ/Long overtube/十二指腸ステント術/Duodenal stenting
別刷請求先 〒060-0033
北海道札幌市中央区北3条東8丁目
厚生連札幌厚生病院 第2消化器科
平山 敦