● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.47 No.4(2005)- 1005頁
タイトル 細径膵管ステント留置によるERCP後膵炎予防の可能性
英文タイトル EFFICACY OF PROPHYLACTIC PANCREATIC DUCT STENTING IN HIGH-RISK PATIENTS OF POST-ERCP PANCREATITIS
所属 仙台市医療センター 消化器内科
著者 伊藤 啓,藤田直孝,野田 裕,小林 剛,木村克巳,洞口 淳,高澤 磨
要旨 目的:膵管ステント留置による内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査(ERCP)後膵炎発症の予防の可能性を検討する.
対象と方法:ERCP後膵炎の高危険群(胆管深部挿管困難,precut,内視鏡的乳頭切除術,膵管生検,膵管口切開)15例を対象に片pig tail型の5Fr膵管ステントを留置し,膵炎の発症頻度について検討した.
結果:膵炎の発症は1例も認めなかった.血清アミラーゼ値の上昇は5例でみられ,4例では翌日,他の1例では2日後に低下した.73%で13日以内にステントの自然脱落が確認された.
結論:ERCP後膵炎の高危険群に対する細径の膵管ステント留置は,膵炎発症を予防できる可能性が示唆された.
Key words 膵管ステント/ERCP後膵炎/急性膵炎/ERCP
別刷請求先 〒983-0824
宮城県仙台市宮城野区鶴ケ谷5-22-1
仙台市医療センター 消化器内科
伊藤啓