● 要旨 ●




経験

掲載号 Vol.48 No.10(2006)- 2518頁
タイトル ESD補助器具(粘膜把持鉗子用チャンネル付き透明フード)の試作とその有用性(動物実験および臨床使用)
英文タイトル TEST PRODUCTION AND UTILITY OF AN ESD ASSISTIVE DEVICE (TRANSPARENT HOOD WITH MUCOSA GRIPPING CHANNEL ATTACHED)(FOR ANIMAL STUDIES AND CLINICAL USE)
所属 神奈川県立がんセンター 消化器内科
著者 本橋 修,高木精一,米満恭子,吉井貴子,村田依子
要旨 現時点での内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)に求められる安全性・確実性・簡便性の向上と施行時間短縮を追及し,粘膜把持鉗子用チャンネル付き透明フードを試作した.雑犬を使用した動物実験によって有用性を確認し,これを臨床応用し同様の有用性を認めた.この補助器具の使用による利点を列挙する.(1)剥離粘膜を把持し挙上させ,さらに反転させて後方に押すことで,粘膜剥離面を直視下に観察することがより容易となり,止血および血管処理を容易にした.(2)剥離面の粘膜下組織に確実なカウンタートラクションをかけることができ,剥離時間を短縮した.さらに,(3)この切開粘膜把持と切開粘膜口側にフードを接着させる操作は,呼吸や拍動の影響を減じ,剥離部と処置具の距離を一定とし,安全な剥離操作を可能にした.
Key words ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)/粘膜把持鉗子用チャンネル付き透明フード/カウンタートラクション
別刷請求先 〒241-0815
神奈川県横浜市旭区中尾1-1-2
神奈川県立がんセンター 消化器内科
本橋 修