● 要旨 ●




資料

掲載号 Vol.46  No.05(2004)- 1088頁
タイトル 慢性膵炎における膵機能改善のための膵管stenting
英文タイトル PANCREATIC STENTING FOR PRESERVATION OF PANCREATIC FUNCTION IN CHRONIC PANCREATITIS WITH STRICTURE
所属 東邦大学大橋病院 消化器内科,長野松代総合病院 内科,東邦大学大森病院 消化器内科
著者 浮田雄生,清家正弘,池田真幸,志村純一,多田知子,井上博和,石黒 淳,前谷 容,五十嵐良典,酒井義浩
要旨 背景,目的:慢性膵炎例に対する膵管ステント留置術の除痛効果については多数報告されているが,膵機能に対する評価は明らかにされていない.その要因のひとつとして挿入されるステントの口径やpatencyが考慮されていないことが考えられる.そこで膵管ステントを長期間留置し,主膵管が開通した状態での疼痛の消長,膵機能の変化を検討した.方法:対象は1996年6月から2002年6月までに10Fr.の膵管ステントを留置した主膵管狭窄の24例である.平均年齢は57.0±1歳,男女比7:1,糖尿病合併は11例である.膵管ステント留置前と6カ月後でステント開存期間,疼痛,膵内外分泌能を比較検討した.膵管ステントは3カ月毎に交換しながら1年以上留置した.結果:膵管ステント閉塞が29%,逸脱が15% にみられ,50% 開存期間は125日であった.膵管ステント留置により疼痛は全例消失した.主膵管径,BT-PABA試験,体重,BMI(Body Mass Index)は有意に改善した.1日尿中C-peptideは増加傾向で,Insulinは減量され,HbA1cは低下した.結論:膵管ステントを留置することで主膵管閉塞を回避することが可能であり,除痛,残存膵機能の温存,改善が期待できた.
Key words 慢性膵炎/膵管ステント/膵機能
別刷請求先 〒153-8515
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東邦大学大橋病院 消化器内科
浮田雄生