● 要旨 ●




資料

掲載号 Vol.46  No.09(2004)- 2126頁
タイトル 管腔内超音波(IDUS)を用いたIPMTの超音波内視鏡診断
英文タイトル ENDOSONOGRAPHIC DIAGNOSIS OF INTRADUCTAL PAPILLARY-MUCINOUS PANCREATIC TUMORS BY INTRADUCTAL ULTRASONOGRAPHY
所属 東邦大学大森病院 消化器内科,東邦大学大橋病院 消化器内科
著者 五十嵐良典,多田知子,志村純一,浮田雄生,井上博和,前谷 容,酒井義浩
要旨 【背景】IPMTは粘液を産生する上皮が乳頭状に増殖した膵管内腫瘍であり,過形成性変化から腺癌まで多彩な病変が含まれている.その良悪性を診断することは重要であり,IDUSを用いて鑑別診断を行った.【方法】1993年11月から2002年6月までにIDUSをIPMTの17例(腺癌12例,腺腫および過形成5例)に施行した.隆起部分の最大高と最大断面積を測定し,良性群,非浸潤癌群,浸潤癌群の3群で検討した.非浸潤癌群では隆起を認めた部位より10mm以上離して手術した.【結果】隆起部の高さが癌症例は5mm以上で,良性群では3mm以下で,癌では有意に高かった(p=0.0034).非浸潤癌と浸潤癌は高さでは区別できなかった.非浸潤癌は良性群(≦15mm2)に比べて隆起部の最大断面積は有意に大きく(≦34mm2,p=0.0034),浸潤癌は非浸潤癌に比較して優位に大きかった(p=0.0367).手術例では切除線に癌は認めず,CTおよび超音波検査を施行し,術後1年から8年経過しているが現在まで再発は認めていない.【結論】IDUSでは隆起の高さと最大断面積により良悪性および非浸潤癌と浸潤癌の診断が可能であった.
Key words 膵管内乳頭腫瘍(IPMT)/管腔内超音波(IDUS)
別刷請求先 〒143-8541
大田区大森西6-11-1
東邦大学大橋病院 消化器内科
五十嵐良典