● 要旨 ●




資料

掲載号 Vol.47  No.1(2005)- 66頁
タイトル 内視鏡的乳頭切除術を施行した早期十二指腸乳頭部癌の1例
英文タイトル CASE OF EARLY AMPULLARY CANCER TREATED BY ENDOSCOPIC PAPILLECTOMY
所属 仙台市医療センター 消化器内科
著者 伊藤 啓,藤田直孝,野田 裕,小林 剛,木村克巳,洞口 淳,高澤 磨
要旨 症例は65歳の男性.2002年8月胃検診にて胃潰瘍疑いとされ近医を受診した.上部消化管内視鏡検査で十二指腸乳頭部の腫瘍性病変を指摘され,当科紹介入院となった.内視鏡検査にて乳頭部に露出腫瘤型の腫瘍性病変を認め,生検で高分化型管状腺癌と診断した.超音波内視鏡検査および胆管内超音波検査では,腫瘍は乳頭部に限局し,深達度mの早期乳頭部癌と判定した.十分な説明と同意のもと内視鏡的乳頭切除術を施行した.病理学的にpat Adcpb,深達度m,ly0,v0の乳頭管状腺癌であり,切除断端は陰性であった.内視鏡的乳頭切除術は,正確な術前診断と適切な標本の検索により,早期乳頭部癌に対しても応用可能な治療法と考えられた.
Key words 乳頭部癌/内視鏡的乳頭切除術/EUS/IDUS
別刷請求先 〒983-0824
宮城県仙台市宮城野区鶴ヶ谷5-22-1
仙台市医療センター 消化器内科
伊藤 啓