● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.2(2000)-148頁
タイトル 胃粘膜下腫瘍様形態を呈した早期リンパ球浸潤性髄様癌の1例
英文タイトル A CASE OF EARLY GASTRIC CARCINOMA WITH LYMPHOID STROMA SHOWING FEATURES OF A SUBMUCOSAL TUMOR
所属 埼玉県立がんセンター 消化器科
著者 田中祥介
要旨  症例は48歳女性.検診目的の上部消化管検査にて異常を指摘され当科入院.上部消化管造影及び胃内視鏡検査にて体中部小彎側に粘膜下腫瘍様病変を確認したが,生検の結果低分化胃癌と診断されたことから胃全摘術を施行した.腫瘍は約25mm大で病理組織学的には粘膜下層までの浸潤に留まるリンパ球浸潤性髄様癌であった.リンパ球浸潤性髄様癌は通常型の胃癌に比べ粘膜下腫瘍様形態を呈することが多く,確定診断に難渋することがあり,治療に遅延を来たす場合がある.一見粘膜下腫瘍様病変に観察された場合でも,本症の存在を念頭におき慎重な対応が必要である.
Key words 粘膜下腫瘍/リンパ球浸潤性髄様癌/早期胃癌
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埼玉県立がんセンター 消化器科 田中祥介