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| 掲載号 | Vol.42 No.4(2000)- 864頁 |
| タイトル | 内視鏡的膵管ステント留置術が奏功した膵膿瘍の1例 |
| 英文タイトル | A CASE OF PANCREATIC ABSCESS FOR THAT ENDOSCOPIC TRANSPAPILLARY STENTING WAS EFFECTIVE. |
| 所属 | 東邦大学 第3内科 |
| 要旨 | 膵管ステントが奏功した膵膿瘍の1例を経験した。症例は55歳男性。アルコール性慢性膵炎で通院していた。平成9年2月20日背部痛が出現し、同26日に当院を受診した。血清アミラーゼは275Uと軽度上昇、CRPは34.2mg/dlと高値を示した。CTで膵嚢胞と膵尾部から左腎にかけての浸出液を認め、重症膵炎と診断し入院した。保存的治療で炎症反応は改善したが、第15病日にCRPが再上昇した。左腎周囲滲出液の感染を疑い、経皮的ドレナージを行った。多量の膿汁の排液があり、同部位の腔は縮小した。しかし膵尾部付近の仮性膵嚢胞は増大し、炎症反応も再上昇したため、経乳頭的膵管ステントによるドレナージを行った。膵嚢胞の縮小とともに炎症反応も正常化し、以後症状の増悪なく退院した。経過良好で挿入3カ月後に膵管ステントを抜去したが、炎症が再増悪したため再留置した。以後3カ月毎に経過観察を行い、仮性嚢胞の再発、主膵管の拡張等でステントの交換を反復した。16カ月目にステントを抜去し、28カ月の現在まで経過良好である。 |
| Key words | pancreatic abscess/endoscopic treatment/stenting |
| 別刷請求先 | 〒153-8515 東京都目黒区大橋2-17-6 東邦大学 第3内科 志村 純一 |