● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.4(2000)- 822頁
タイトル 蛋白漏出性胃症を合併しHelicobacter pylori除菌により改善したDiffuse varioliform gastritisの1例
英文タイトル A CASE OF DIFFUSE VARIOLIFORM GASTRITIS ASSOCIATED WITH PROTEIN-LOSING GASTROPATHY TREATED BY ERADICATION OF HELICOBACTER PYLORI
所属 富山県立中央病院 内科
要旨  症例は43歳男性。主訴は下腿浮腫。著明な低蛋白血症を認め、99mTcヒト標識アルブミンシンチグラフィーで蛋白漏出性胃症と診断した。上部消化管内視鏡検査でDiffuse varioliform gastritis(以下DVG)の所見を認め、病理学的には非特異的な炎症細胞浸潤を伴う腺窩上皮の過形成を示していた。DVGによる蛋白漏出性胃腸症と診断し約1カ月間H2受容体拮抗薬で加療行ったが内視鏡所見及び低蛋白血症の改善はなかった。胃粘膜の培養法でHelicobacter pylori(以下HP )が検出されたため、HP 関連DVGとして除菌療法を行ったところ内視鏡所見、低蛋白血症とも著明に改善した。
Key words Diffuse varioliform gastritis/蛋白漏出性胃症/Helicobacter pylori
別刷請求先 〒920-8641 石川県金沢市宝町13番1号
金沢大学 第1内科 橘 良哉