● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.4(2000)- 852頁
タイトル Meckel憩室内翻症の1例
英文タイトル INTUSSUSCEPTION DUE TO INVERTED MECKEL'S DIVERTICULUM, REPORT OF A CASE
所属 福岡大学筑紫病院 消化器科
要旨  典型的なX線像を呈したMeckel憩室内翻症の1例を経験したので報告した。症例は41歳の男性。1997年4月検診にて貧血、便潜血陽性を指摘され近医を受診。貧血精査のため当科を紹介されて受診。入院時、腹部腫瘤触知せず。軽度の貧血と便潜血陽性所見を認めた。小腸X線検査で回盲弁の口側約70cmの回腸に7×2cmの指状の隆起を認めた。病変は軟らかく容易に形状が変化し、嚢状の病変と考えた。起始部にはKerckring皺襞を思わせる襞様の所見を認め、病変の先端部は粘膜の脱落を伴っていた。以上、特異な形状、病変部位より、内翻したMeckel憩室と診断し、回腸部分切除術を施行。病理組織学的には内翻した真性憩室であった。大部分は小腸粘膜に覆われ、先端の一部にUl-IIIの潰瘍と異所性胃粘膜を認め、Meckel憩室内翻症と診断した。
Key words Meckel憩室/内翻症
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福岡大学筑紫病院 消化器科 蒲池 紫乃