● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.5(2000)- 974頁
タイトル McMullen変法染色が診断に有用であったHelicobacter heilmannii感染を伴った前庭部胃炎の1例
英文タイトル A CASE OF HELICOBACTER HEILMANNII-ASSOCIATED ANTRAL GASTRITIS DIAGNOSED BY McMULLEN MODIFIED STAINING
所属 日立総合病院 内科
著者 鴨志田敏郎、堀田総一、平井信二、岡 裕爾
要旨  症例は58歳の男性。健診の上部消化管造影検査で胃角変形を指摘され上部消化管内視鏡検査を施行。胃前庭部に小びらんと発赤、胃角部小彎に胃潰瘍瘢痕が認められた。前庭部の生検組織像は中等度の好中球浸潤を伴った慢性活動性胃炎であった。生検組織のMcMullen変法染色でHelicobacter heilmanniiが明瞭に認められた。除菌治療後の上部消化管内視鏡検査では、前庭部の小びらんと発赤は消失し、生検組織像でも、活動性の胃炎像は認められなかった。
 われわれは、稀なHelicobacter heilmannii感染を伴ったびらん性胃炎に除菌を施行し、除菌に成功した症例を経験したので報告する。
Key words antral gastritis/Helicobacter heilmannii/eradication
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日立総合病院 内科 鴨志田敏郎