● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.6(2000)- 1102頁
タイトル 慢性膵炎増悪による一過性下行結腸狭窄の1例
英文タイトル A CASE OF TRANSIENT STENOSIS OF DESCENDING COLON IN EXACERBATION OF CHRONIC PANCREATITIS
所属 長崎市立病院成人病センター 内科 
著者 山崎和文、佐藤尚一、神崎真一郎、森川俊一、田浦幸一、川本 充、磯本 一、竹島史直、水田陽平、村瀬邦彦、村田育夫、河野 茂
要旨 症例は46歳男性。元来大酒家であったが、左側腹部痛が持続するため、注腸X線検査を施行され、脾彎曲部近傍の下行結腸に限局性の狭窄所見が認められた。大腸内視鏡検査では、狭窄部の粘膜は浮腫状であり、発赤、潰瘍、びらんはみられなかった。保存的治療により、1カ月半後の注腸造影では、狭窄所見の消失をみた。CT上、膵臓には石灰化が存在し、経過中に膵尾部に嚢胞の形成を認め、エラスターゼ1の軽度上昇も伴っていたため、この結腸狭窄は慢性膵炎の増悪に伴う随伴症と考えられた。
Key words 大腸狭窄/慢性膵炎
別刷請求先 〒852-8012 長崎市淵町20-5
長崎市立病院成人病センター 内科 山崎和文