● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.7(2000)- 1185頁
タイトル 電気水圧衝撃波により破砕しえた柿胃石の1例
英文タイトル A CASE OF BEZOR TREATED WITH ENDOSCOPIC ELECTROHYDRAULIC LITHOTRIPSY
所属 四日市社会保険病院 外科
著者 毛利靖彦、松本好市、木村光政、梅枝 覚、北川達士、寺島秀樹、入山拓平
要旨  胃潰瘍を合併した柿胃石の1例に対し、電気水圧衝撃波を用いた内視鏡的破砕術を施行した。胃石が破砕されるとともに併存した胃潰瘍を治癒させることができた症例を経験したので報告する。症例は、57歳女性で上部消化管内視鏡検査、および上部消化管造影検査にて、5.0×8.2cm大の胃石と胃角部にA2胃潰瘍を認めた。鉗子あるいはレーザーを用いて胃石破砕を試みたが、硬い外郭のため、破砕できなかった。そこで、電気水圧衝撃波を用いたところ、容易に破砕することができた。胃潰瘍は砕石終了後、約4週間でS2となった。電気水圧衝撃波による胃石破砕の報告は過去3例のみであるが、胃石の内視鏡的治療において、特に硬い外殻をもつ柿胃石に対しては極めて有効な方法であると考えられた。
Key words 胃石/内視鏡的治療/電気水圧衝撃波
別刷請求先 〒510-0016 三重県四日市市羽津山町10-8
四日市社会保険病院 外科  毛利靖彦