● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.7(2000)- 1213頁
タイトル 16カ月間に3回の再発を繰り返した虚血性大腸炎の1例
英文タイトル A CASE OF ISCHEMIC COLITIS WITH THREE EPISODES OF ATTACK DURING THE SIXTEEN MONTHS
所属 愛晋会中江病院
著者 中沢和之、谷口友志、中江遵義、勘野貴之、向林知津、生馬和樹、熊本光孝、岡 陽子、石原靖士、清水達也、土橋重隆、森下 久
要旨  症例は64歳、男性。下腹部痛、血性下痢便を主訴として受診。下行結腸からS状結腸にかけて浮腫を伴う縦走性の発赤所見が認められ、虚血性大腸炎と診断した。その10カ月後と16カ月後に同様の症状があり、内視鏡検査で、同様の診断が下された。本症例は過敏性腸症候群の病歴があり、さらに下部消化管造影検査にて多発性左側結腸憩室を指摘されており、蠕動運動や腸管内圧の異常亢進が潜在し、短期間における2度の再発に腸管側因子の関与の可能性が考えられた。短期間に3回の再発はまれであり、文献的考察を加えて報告する。
Key words 再々発/虚血性大腸炎/過敏性腸症候群
別刷請求先 〒640-8461 和歌山市船所30-1
愛晋会中江病院  中沢和之