● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.8(2000)- 1316頁
タイトル NSAIDsが原因と考えられ,内視鏡的止血術が奏効した出血性多発大腸潰瘍の1例
英文タイトル A CASE OF HEMORRAHAGIC MULTIPLE COLONIC ULCERATIONS ASSOCIATED WITH NONSTEROIDAL ANTIINFLAMMATORY DRUGS, SUCCESSFULLY TREATED BY ENDOSCOPIC HEMOSTASIS
所属 鹿児島県立大島病院 内科
著者 上田博一郎,古園己俊,松元 淳,有馬暉勝
要旨  症例は56歳男性.急性扁桃炎の診断で抗生剤と非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)を投与中,下血した.緊急大腸内視鏡では全結腸に多発潰瘍を認め,盲腸の潰瘍より活動性出血がみられたためクリッピングと純エタノール局注にて止血した.原因としてNSAIDsが疑われた.NSAIDs投与中止後,病変は速やかに改善した.下部消化管出血においても緊急内視鏡は有用であり,原因としてNSAIDsも念頭におくべきと思われた.
Key words 大腸潰瘍/NSAIDs/内視鏡的止血術
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鹿児島県立大島病院 内科 上田博一郎