● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.42 No.10(2000)- 2012頁
タイトル 大腸悪性狭窄に対する自己拡張型金属ステントの有用性
英文タイトル EFFICACY OF METALLIC STENT FOR MALIGNANT COLORECTAL STENOSIS
所属 知多市民病院 内科
著者 稲垣貴史,竹下健也,谷 能之,楠神和男
要旨 著者らは,イレウス症状を呈した根治手術可能な2例(直腸狭窄,下行結腸狭窄)と根治手術不能な3例(直腸狭窄,S状結腸狭窄,横行結腸狭窄)の大腸悪性狭窄に対し,大腸内視鏡下に自己拡張型金属ステントを挿入し,全例で合併症なくイレウス症状を解除することができた.根治手術可能な2例は充分な腸管洗浄と口側大腸の検索の後に待機手術をすることができ,根治手術不能な3例は,死亡するまで人工肛門を造設することなく自力排便が可能でありQOLの向上が得られた.ステント療法は悪性大腸狭窄に対し有用な方法で,狭窄解除の第一選択肢になると考えられた.
Key words 自己拡張型金属ステント/大腸癌/イレウス
別刷請求先 〒478-0017
愛知県知多市新知字永井2-1
知多市民病院 内科 稲垣貴史