● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.2(2001)- 153頁
タイトル Hot drink嗜好によると思われる熱傷性食道潰瘍の1例
英文タイトル A CASE OF ESOPHAGEAL ULCER DUE TO THERMAL BURN CAUSEDBY HABITUAL INTAKE OF HOT DRINKS
所属 京都府立医科大学 第3内科,平海病院 内科
著者 藤原 淳,野田昌男,今村重義,辰巳陽一,冨樫弘一,中尾弘子,西村 敏,堀井孝容,福田昌義,若林直樹,時田和彦,光藤章二,加嶋 敬,平海良雄
要旨  26歳女性,魚骨がささった様な異物感を訴え来院したが,内視鏡検査で食道内異物は認めず,門歯列より20cmから25cmの部位に全周性の潰瘍を認め入院となった.当初原因が明らかでなかったが,問診をくり返すことにより沸騰したコーヒーやお茶を好む習慣があることが判明した.粘膜保護剤投与とともに,熱い飲み物をやめるよう指導したところ,劇的に症状軽快,内視鏡所見も約2カ月で改善した.原因不明の食道潰瘍に際しては,食物の嗜好を含めた問診も重要である.
Key words 熱傷性食道潰瘍/嗜好/心身症
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京都府立医科大学 第3内科 藤原 淳