● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.6(2001)- 1060頁
タイトル アルゴンプラズマ凝固止血法が有用であった肝細胞癌十二指腸転移の1例
英文タイトル A CASE OF RENAL CELL CARCINOMA WITH DUODENAL METASTASIS TREATED BY ARGON PLASMA COAGULATION FOR BLEEDING
所属 西神戸医療センター 消化器内科、高松赤十字病院 内科
著者 猪熊哲朗、上尾太郎、柴峠光成、井谷智尚、三村 純、小森英司、藤堂彰男、小川栄一、北村 浩、松枝重樹
要旨 症例は86歳、男性、下血を主訴として入院した。上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行脚に粘膜下腫瘍様隆起があり、中央の潰瘍部から持続性の止血を認めた。生検にて、5年前に切除術を受けた腎細胞癌の十二指腸転移と判明し、アルゴンプラズマ凝固法(argon plasma coagula-tion:APC)による止血術を施工した。その後下血は見られず貧血も改善した。また、その1年3ヶ月後の再出血に対してもAPCは有効であった。腎臓癌の十二指腸転移は極めて稀で、内視鏡的止血術が長期間有効であった報告はなく、分権的考察を加えて報告した。
Key words アルゴンプラズマ凝固法/腎細胞癌/十二指腸転移
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西神戸医療センター 消化器内科 猪熊哲朗