● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.8(2001)- 1268頁
タイトル 胎児胃腸管型癌と考えられたAFP産生早期胃癌の1例
英文タイトル EARLY GASTRIC CANCER PRODUCING ALPHA-FETOPROTEIN,REPORT OF A CASE
所属 友仁山崎病院 内科、友仁山崎病院 外科、滋賀医科大学 臨床検査医学
著者 東 征樹,東田 元,住吉健一,作本仁志,小坂星太郎,加藤周子,若原成行,高橋利彰,松本啓一,矩 照幸,山本 明,山崎時雄,九嶋亮治
要旨 症例は64歳男性.胃幽門前庭部前壁のIIa+IIc型胃癌に対して,幽門側胃切除術を施行した.切除標本では癌腫の深達度はsmで,免疫組織染色により粘膜上部から粘膜下層までびまん性にAFP陽性であった.血清AFP値は170ng/mlと高値であったが,術後まもなく正常化し平成12年10月まで肝転移を認めていない.AFP産生胃癌は肝転移率が高く,また診断時には進行癌である場合が多い.今回われわれは脈管浸潤が高度であったにもかかわらず,術後41カ月にわたって無再発生存中である胎児胃腸管型癌と考えられたAFP産生早期胃癌の稀な1例を経験したので報告する.
Key words 胎児胃腸管型癌/AFP/胃癌
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友仁山崎病院 内科 東 征樹