● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.8(2001)- 1274頁
タイトル 内視鏡的に合併摘除した大腸glomus腫ならび神経線維腫の1例
英文タイトル A CASE REPORT OF ENDOSCOPICALLY REMOVED GLOMUS TUMOR AND NEUROFIBUROMA OF THE COLON
所属 仙台市医療センター 消化器内科
著者 富永 現,松永厚生,野村美樹子,内海 潔,野田 裕,小林 剛,木村克巳,結城豊彦,佐藤 匡,石田一彦,藤田直孝
要旨 患者は50歳,男性.腹部膨満感を主訴に近医を受診した.大腸内視鏡検査で粘膜下腫瘍を指摘され,精査加療目的に当院へ紹介となった.大腸内視鏡検査では下行結腸に約10mmの正常粘膜に被われた半球状の隆起性病変が見られ,頂部に小さな陥凹を伴っていた.盲腸にも約6mmの正常粘膜に被われた半球状の隆起性病変が見られたが,びらん・陥凹は認めなかった.20MHzの細径超音波プローブによる体腔内超音波検査で両病変とも粘膜下層内に限局する腫瘤であることが確認されたため,内視鏡的摘除を施行した.病理組織学的に下行結腸の病変はglomus腫瘍と,盲腸の病変は神経線維腫と診断された.いずれも大腸において非常に稀な病変と考え報告した.
Key words 大腸/Glomus腫瘍/神経線維腫
別刷請求先 〒983-0824
宮城県仙台市宮城野区鶴ヶ谷5丁目22-1
仙台市医療センター 消化器内科 宮本 現