● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.9(2001)- 1852頁
タイトル 多発早期大腸癌を合併した潰性大腸炎の1例
英文タイトル A CASE OF ULCERATIVE COLITIS WITH MULTIPLE COLONIC CANCERS
所属 福岡大学筑紫病院 消化器,福岡大学筑紫病院 外科,福岡大学筑紫病院 病理部,佐賀県立病院好生館 放射線科,佐賀県立病院好生館 病理部
著者 八尾哲史,津田純郎,帆足俊男,松村雅人,真武弘明,二見喜太郎,蒲池紫乃,岩下明徳,下田悠一郎,入江康司
要旨 症例は37歳,男性.26歳時,潰瘍性大腸炎と診断された.37歳時(発症後11年目),大腸内視鏡検査で直腸に4個の扁平な隆起性病変を認め,患者側の強い希望により,内視鏡的粘膜切除術を施行した.病理組織学的には,すべて深達度mの高分化型腺癌であった.その後の生検で,腫瘍の残存が疑われたため,全結腸切除術を施行した.切除標本では,癌の遺残はなく,直腸に散在性にdysplasiaを認めた.大腸癌を合併した潰瘍性大腸炎の本邦報告例は,約200例であるが,早期癌のみが多発した症例は,本症例も含め9例と少なく,臨床的事項を中心に報告した.
Key words 潰瘍性大腸炎/早期大腸癌/多発大腸癌
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福岡大学筑紫病院 消化器科 八尾哲史