● 要旨 ●




症例

掲載号 Vol.43 No.11(2001)- 2111頁
タイトル 腎不全に併発した突発性食道粘膜剥離症の1例
英文タイトル A CASE OF ESOPHAGEAL SUBMUCOSAL DISSECTION
所属 東海大学東京病院 外科,東海大学東京病院 内科,東海大学 外科
著者 柏木宏之,近藤泰理,千野修,太田正敏,青木純,幕内博康
要旨 症例は55歳,男性.42歳時から慢性腎不全で腹膜透析を導入.硬化性腹膜炎から腸閉塞を合併し,数回入退院を繰り返していた.今回,腸閉塞で入院中,吐血で発症.内視鏡で下部食道に粘膜剥離像を認め,食道粘膜剥離症の診断で,禁食・中心静脈栄養・H2ブロッカー投与の保存的治療を施行した.患者は心不全で,吐血後21日で死亡した.粘膜剥離の機序として,先行する嘔吐から壁内血腫を生じ,口側剥離が進行したと考えられた.
Key words 吐血/食道粘膜剥離症/腎不全
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東海大学東京病院 外科 柏木宏之