日本消化器内視鏡学会雑誌 Vol.50 No.7(2008)

総説

掲載号 Vol.50 No.7(2008)- 1575頁
タイトル 側方発育型腫瘍の診断と治療
英文タイトル DIAGNOSIS AND TREATMENT OF LATERALLY SPREADING TUMOR
所属 昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
著者 工藤進英 竹村織江 樫田博史 池原伸直 蟹江 浩
要旨 側方発育型腫瘍とは10mm以上の側方発育を主体とする病変であり,顆粒型と非顆粒型に分類される.顆粒型は顆粒均一型と結節混在型に,非顆粒型は平坦隆起型と偽陥凹型にそれぞれ亜分類される.腫瘍径のわりにSM癌率の低いのが特徴で,従来は外科的治療が行われてきたような腫瘍径の大きい病変も,近年の内視鏡の進歩と技術の向上とともに大部分が内視鏡治療の適応の範疇に入ってきた.しかし,亜分類別で病理学的特徴やSM癌率が異なり,特に偽陥凹型では高率にSM浸潤をきたす.色素撒布を併用した詳細な内視鏡観察は存在診断のみならず,形態診断,範囲診断に重要である.また,拡大内視鏡を用いたpit pattern診断は,深達度診断に基づいた治療法の選択にきわめて有用である.
Key words 側方発育型腫瘍/Laterally spreading tumor(LST)/拡大内視鏡/pit pattern分類
別刷請求先 〒224-8503
横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
工藤進英
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