日本消化器内視鏡学会雑誌 Vol.50 No.7(2008)

手技の解説

掲載号 Vol.50 No.7(2008)- 1622頁
タイトル 細径(経鼻)内視鏡検査による観察の要点
英文タイトル TECHNIQUES OF TRANSNASAL ESOPHAGO-GASTRO-DUODENOSCOPY
所属 東京医科大学病院 内視鏡センター,東京医科大学病院 消化器内科
著者 河合 隆 山岸哲也 酒井義浩 森安史典
要旨 細径経鼻内視鏡検査が日本において急速に普及している.検査中の苦痛も少なく患者の満足度は高く,心肺機能に及ぼす影響も少なく安全な検査である.スコープの細径化に伴い内視鏡のシャフトの反発力が低下しており,手元操作に対する先進部の追従性が悪い.さらに光量も少なく,画質も劣るため,粘膜を近接で観察する必要がある.しかしながら細径経鼻内視鏡検査による胃癌の発見率は高く,内視鏡検査としての有用性は確実にある.通常径経口内視鏡と比較するとその細さを追及するため,いずれかの機能・スペックを犠牲にしている.使用する機種の特徴をよく把握した上で検査を丁寧に行うべきである.細径経鼻内視鏡の出現は,上部内視鏡検査を受ける際の患者が選ぶ選択肢が増えたと受け止めるべきである.
Key words 細径内視鏡/経鼻挿入/食道癌/胃癌
別刷請求先 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6-7-1
東京医科大学病院 内視鏡センター
河合 隆
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