一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 Japan Gastroenterological Endoscopy Society

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大腸内視鏡検査は何年に1回(どのくらいの間隔で)受ければいいですか?

初めて大腸内視鏡検査を受けて頂いた後、どのくらいの間隔で検査を受ければいいかは、大腸内視鏡検査で病気が見つかったがどうかにより変わります。

①大腸内視鏡検査で病気が指摘されなかった場合

40歳以上の方については、市区町村が行っている大腸がんの住民検診を受診していただくことで、将来、大腸がんになる可能性を減らすことができます。症状がある患者さんに関しては主治医と十分に相談の上、必要に応じて検査を受けることをお勧めします。

 

②大腸内視鏡検査で大腸ポリープ以外の病気を指摘された場合

大腸の病気は炎症性腸疾患・感染性大腸炎・大腸憩室症(炎)を含め多岐にわたります。病気や症状の経過により次の大腸内視鏡検査が必要となる間隔は大きく変わってきます。次の検査の時期については、主治医と十分に相談の上、決めていくことをお勧めします。

 

③大腸内視鏡検査で,内視鏡での切除が必要な大腸ポリープを指摘された場合

現在、日本消化器内視鏡学会で、切除された病変の個数・大きさ・病理学的検査の結果に応じて、患者さんに次回の検査を受けて頂く間隔を明確にするためのガイドラインを作成しております。ガイドラインは現在のところ確定しておりませんが、大腸ポリープを切除してから、概ね3年後に大腸内視鏡検査を受けて頂くことをお勧めいたします。しかし、20mm以上のポリープであった場合、ポリープが10個以上あった場合、ポリープの中にがんを認めた場合等は、さらに短い間隔での大腸内視鏡検査が必要となります。

 

④最後に

大腸内視鏡検査で病気があった場合、それぞれの患者さんの病気の状態に応じて、様々な情報から必要となる大腸内視鏡検査の間隔が判断されます。基本的に主治医より次の大腸内視鏡検査の時期の説明があるかと思いますが、説明がなかった際は必ず主治医に何年後に大腸内視鏡検査を受ければよいか確認することをお勧めいたします。

 

 

東京慈恵会医科大学 内視鏡医学講座 玉井 尚人