日本消化器内視鏡学会

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2025年07月30日お知らせ

第109回日本消化器内視鏡学会総会 市民公開講座開催報告

 第109回日本消化器内視鏡学会総会市民公開講座は、総会開催中の5月10日に札幌駅前地下歩行空間 チ・カ・ホ キタサンHIROBA にて開催されました。


写真1 市民公開講座 ポスター

写真2 チ・カ・ホ キタサンHIROBA

 

 この公開講座は、総会会長 山野泰穂先生の御発案のもと、消化器内視鏡に関する一般市民ならびに次世代を担う子どもたちへの啓蒙活動を目的として、「見て、触って、動かしてみよう!日本の内視鏡」をテーマに、日本消化器内視鏡学会北海道支部、同時期に開催された第93回日本消化器内視鏡技師学会、さらに日本が世界に誇る内視鏡メーカー、オリンパス株式会社、オリンパスメディカルシステムズ株式会社、富士フイルムメディカル株式会社、HOYA株式会社 PENTAXライフケア事業部の協力で開催されました。

 会場の札幌駅前地下歩行空間は、各種イベント・展示のスペースとして活用されているだけではなく、普段から、大勢の札幌市民が行き来する地下空間として利用されており、消化器内視鏡を一般市民の方々に広く啓蒙するには最適の環境でございました。

 会場は、各社内視鏡メーカの展示スペースと講演聴講席(30席)の構成としました。

 人々が往来する歩行空間との仕切りをほとんど無くすることで、移動中の市民の方々の視界に講演会場が自然に入るように工夫されており、市民に親しみやすい環境でございました。

 まず開会挨拶は、忙しい山野泰穂学会会長の代役として北海道支部支部長である私(勝木伸一)が行いました。(写真3)


写真3  開会式の様子

 

 講演は、ミニレクチャー2部の構成とし、各レクチャーの前後に市民の方々が直に内視鏡に触れてもらえるようにインターバルを設けました。

 第一部は、オリンパスメディカルシステムズ渡辺さんより、「内視鏡の歴史と最新技術について」の講演をいただきました。(写真4)


写真4 第一部 ミニレクチャー 

 

 第二部は、小樽掖済会病院検診センター&メディカルイメージングコンサルティングの安保智典先生より、「胃内視鏡検診〜検査の楽な受け方」というお題で講演をいただきました。(写真5、6)


写真5 第二部 ミニレクチャー

写真6 聴講した方々の様子

 各講演のインターバルには、たくさんの親子連れが訪れました。子どもたちは皆興味津々といった様子でした。(写真7、8)


写真7 内視鏡に興味津々の子どもたち

写真8 内視鏡に興味津々の子どもたち

 

 いつも堅苦しい内容になりがちな市民公開講座ですが、今回は聴講されたたくさんの方々に実際の内視鏡に触れてもらうことができました。特に子ども達には大盛況だった様です。私は、この子ども達の中から未来の内視鏡医が育ってくれる様、切に願っております。

 

日本消化器内視鏡学会北海道支部支部長
小樽掖済会病院 消化器病センター長
勝木 伸一

 

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