第102回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会を開催いたしますので、多数ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
中村 志郎(兵庫医科大学 炎症性腸疾患学講座内科部門)
2019年7月6日(土)
大阪国際交流センター
〒543-0001 大阪府天王寺区天王寺区上本町8丁目2-6
2019年 1月 23日(水)~3月 6日(水)正午 → 2019年3月20日(水)正午
演題登録を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
<演題応募方法>
オンライン登録とします。日本消化器内視鏡学会近畿支部ホームページの演題募集要項のページよりアクセスしてください。「演題名・抄録本文」の合計文字数は全角1,000文字の予定です。
※シンポジウム、ワークショップ、パネルディスカッションの演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題申し込みについての注意事項は、上記演題登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら第102回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki102@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。
<発表形式>
主題、一般演題とも、すべての発表はPCプレゼンテーションとします。スライド発表はできませんのでご注意ください。
<シンポジウム1> (公募)
上部消化管腫瘍の内視鏡診断・治療up date
司会:上堂 文也(大阪国際がんセンター)
富田 寿彦(兵庫医科大学 内視鏡センター・内科学消化管科)
近年、上部消化管腫瘍に対する内視鏡診断は画像強調観察を含めた内視鏡機器の開発により飛躍的に進歩し、食道学会分類やMESDA-Gなど学会からの統一分類も提唱され普及している。また治療についても食道・胃・十二指腸領域の消化管癌において、粘膜下層剥離術に加えてunderwater EMRやcold polypectomy、光線力学療法など、各臓器や各種消化管癌の特徴を踏まえたうえでの有効性と安全性が報告されている。さらに新しいデバイスを組み合わせることで治療を効率化する工夫も行われている。一方、粘膜下腫瘍についてはEUS-FNAなどの診断法に加えて内科・外科合同でのLaparoscopy endoscopy cooperative surgery治療が積極的に施行されつつある現状である。本セッションでは、上部消化管腫瘍の内視鏡診断・治療に関して、幅広い視点から各施設での現状の成績をご発表、その上で問題点と今後の課題を提示いただき、新たな展望に関して幅広く議論したい。数多くの施設から奮って応募いただければ幸いである。
<シンポジウム2> (公募)
下部消化管腫瘍の内視鏡診断・治療up date
司会:樫田 博史(近畿大学 消化器内科)
佐野村 誠(北摂総合病院 消化器内科)
近年の内視鏡機器と手技の進歩は目覚ましく、下部消化管腫瘍に対する内視鏡診断・治療も新たな展開を迎えている。下部消化管において治療対象となる腫瘍には、大腸癌・腺腫のほか、神経内分泌腫瘍(NET)やSSA/Pなど様々な病変が含まれる。小腸・大腸カプセル内視鏡やバルーン内視鏡により、全消化管の内視鏡観察が可能となった。また、画像強調観察(IEE)、pit pattern診断、超拡大観察(Endocyto)などにより、大腸腫瘍における質的・量的な診断能は格段に向上した。治療においては、ESD手技の工夫が進歩する一方で、cold polypectomy、underwater EMRなど比較的簡便な新しい治療法も普及しつつある。診断・治療ともに、新しいモダリティや手技に容易に飛びつくのではなく、有効性や安全性を検証し、適応を吟味することが必要である。本シンポジウムでは、小腸・大腸腫瘍における最新の内視鏡診断と治療法を発表していただき、今後の方向性を探りたい。
<ワークショップ> (公募)
胆膵疾患の内視鏡診断・治療up date
司会:児玉 裕三(神戸大学大学院医学研究科 消化器内科学分野)
岩田 恵典(兵庫医科大学 肝胆膵内科)
膵癌や胆道癌は他の消化器癌に比較して極めて予後不良であり、早期発見に対する取り組みが重要な課題である。代表的な胆膵内視鏡検査はERCPやEUSであるが、近年の胆膵領域における内視鏡診断や治療手技の進歩は目覚ましく、現在も新しい診療への工夫が積極的に行われている。
EUSは病理診断に加えて、総胆管結石や悪性胆道狭窄、WONに対するドレナージ術や腹腔神経叢ブロックなどの治療にも応用されている。術後再建腸管に対する内視鏡治療困難例には、バルーン内視鏡を用いたERCP関連手技に加えて、EUSガイド下治療も施行されるようになった。さらには経口胆道鏡も報告例が増えており、今後の治療の選択肢として期待される。一方、ERCPやEUSでは難易度の高い手技も多く、偶発症も少なからず存在する。治療手技に伴う膵炎や出血、穿孔等の偶発症発生率を低下させ、安全性を高めるための各施設での様々な工夫についても報告して頂きたい。
本ワークショップでは、胆膵内視鏡診療の課題と今後の展望について、有意義な議論を行い、胆膵診療のさらなる発展につなげたい。多くの施設からの演題応募を期待する。
<パネルディスカッション1> (公募)
炎症性腸疾患のトータルマネージメント
司会:内山 和彦 (京都府立医科大学 消化器内科)
新崎 信一郎(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
近年、炎症性腸疾患(IBD)に対する診断・治療の進歩は目覚ましく、IBDにおける治療目標や診療体系は大きな転換期を迎えつつあると言っても過言ではない。IBD診療における内視鏡の位置付けは依然として重要であることは間違いないが、MRIや超音波、便中カルプロテクチンなど、IBDの病態を把握するための非侵襲的な診断法が確立されつつあり、IBD患者の良好な病勢コントロールのために内視鏡を中心とした既存あるいは新規の検査・治療法を再考する必要がある。本パネルディスカッションでは既存の方法にとらわれない自由な発想で、診断・治療を含めた総合的なIBD患者のマネジメント法を討論し、新たなIBD診療の提案を期待する。
<パネルディスカッション2> (公募)
消化管出血のトータルマネージメント
司会:辻川 知之(独立行政法人 国立病院機構 東近江総合医療センター)
永見 康明(大阪市立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
新しい止血デバイスの登場や様々な止血手技の工夫により、消化管出血に対する内視鏡診断と治療は飛躍的な進歩を遂げてきた。しかし視野確保さえ困難な動脈性出血のように、今なお内視鏡的に止血困難な病変が存在する。また、患者の高齢化に伴う様々な呼吸器・循環器疾患など、重篤な併存疾患を有する症例や高度な肝障害・腎障害により全身状態不良な症例では、一旦内視鏡止血を得ても不幸な転機をたどることも少なくない。さらに抗血小板薬・抗凝固薬投与症例の増加に伴う止血困難例への対応など、今後解決すべき課題も多く存在する。本セッションでは、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸など各臓器別出血に対する内視鏡的アプローチとその止血マネージメント、特に止血困難例に対する今後の展望について、幅広い演題を募集し、有意義な議論ができる場にしたいと考えている。
<一般演題> (公募)
<Fresh Endoscopist Session>(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)
研修医からの教育的な症例報告
<Young Endoscopist Session>(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)
専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研究・症例報告)
<ハンズオンセミナー>
総合司会:伯耆 徳之(ベルランド総合病院 消化器内科)
竹内 洋司(大阪国際がんセンター 消化管内科)
1.消化管上部ESDコース
コーディネーター:深津 和弘(和歌山県立医科大学 内科学第二講座)
2.消化管下部ESDコース
コーディネーター:吉田 直久(京都府立医科大学 消化器内科)
3.胆膵ERCPコース
コーディネーター:島谷 昌明(関西医科大学 内科学第三講座)
4.胆膵EUS/EUS-FNAコース
コーディネーター:杉森 聖司(大阪市立総合医療センター 消化器内科)
ハンズオンセミナーは全コース満員となりました。多数のご応募ありがとうございました。
<日本消化器内視鏡学会近畿支部例会における若手研究者の表彰に関して>
受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計4名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。
2019年1月吉日
第102回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会
会長 中村 志郎
兵庫医科大学 炎症性腸疾患学講座内科部門
〒663-8501
兵庫県西宮市武庫川町1番1号
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012
東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6F
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki102@sunpla-mcv.com
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